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相談者さまが自分の本音に向き合うお手伝いがしたい|神宮寺 香織さん


神宮寺 香織(じんぐうじ かおり)
国家資格キャリアコンサルタント

自己紹介

 キャリアコンサルタントの神宮寺香織と申します。Smart相談室ではキャリアや働き方に関するお悩みを中心に、幅広く仕事全般にまつわるカウンセリングをさせていただいています。

現在フリーランスとして、キャリアカウンセラー・人事・ライターの3本柱で仕事をしており、プライベートでは小学生と保育園児を毎日バタバタと育てる二児の母です。

これまでの仕事や経験

 大学卒業後に入社したのは、人材サービス企業でした。私は元々本を作る仕事がしたいと思い、出版業界を目指して就職活動をしていたのですが、うまくいかず……。

「そもそもなぜ本が作りたいのだろう?」と自己分析をしたところ、「誰かの人生を後押ししたい」という想いが根底にあったことに気づいたのです。
そして、人生の後押しができる他業界にも目を向けて就職活動を仕切り直し、最終的に就職や転職という人生の転機に関わることができる人材業界を選びました。

 数年働いた後、学生時代からの夢だった海外留学のために退職。帰国後は語学力を活かして働けるメーカーに就職しました。そこでバックオフィス業務全般に携わるうちに、特に人事の仕事に興味がわき、Webサービスを運営する会社の人事部に転職。以来約10年間、採用・研修・人事制度企画などの人事業務に携わりました。

社員一人ひとりにもっと寄り添うために

 人を軸に経営課題の解決を目指す人事の仕事はとても興味深く、正解のない問いに立ち向かうワクワク感がありました。

一方で、次第にどこかモヤモヤした気持ちも抱くようになりました。全社に導入する研修や制度の企画をするなかで、その先にいるはずの社員の姿が見えないことに物足りなさとやりにくさを感じるようになったのです。社員一人ひとりがどんな想いで働いているのか、何に困っているのか。もっと知りたいし、もっと寄り添えるような仕事がしたいと思いました。

なかには個人的に仕事やキャリアについての相談をしてくれる社員もいましたが、人事は会社側の立場でもあるので、100%その人に寄り添った関わりができず、歯痒さを感じることもありました。

 また、私自身も育休からの復職後に働き方で悩んだことがあったのですが、その時は誰にも相談できず、一人で長い期間抱え込んでしまいました。上司や同僚には相談しにくい、友人には共感はしてもらえるけれどアドバイスはもらえない、転職したいわけではないから転職エージェントに登録するのも違う....…。そんな時にフラットな立場で話を聞いてくれ、背中を押してもらえる相談相手がいたらいいなとずっと思っていました。

 そうした経験から、利害関係のない専門家として、その人らしい働き方・生き方を選択するサポートをする仕事がしたいと思うようになりました。それは就職活動時から抱いていた「誰かの人生を後押ししたい」という想いにもつながるものでした。

そんな時にキャリアコンサルタントという資格があることを知り、「これだ!」と思い養成講座の門をくぐることに。そして上の子どもが小学生になったことを機に、会社を退職して働き方の自由度が高いフリーランスへ転向。業務委託で人事の仕事も続けながら、キャリアカウンセラーとしての仕事を始めました。

Smart相談室との出会い

 Smart相談室を知ったのは、カウンセリング講座で一緒だった方がSmart相談室のカウンセラーをされていたことがきっかけです。企業で働く従業員を社外から支援するサービスであるSmart相談室であれば、私の人事としての経験を活かしつつも、人事という立場ではできなかった支援ができるのではないかと思い、ぜひやってみたい!と応募しました。

選考では、スーパーバイザーの鵜飼さんに面接をしていただきました。カウンセリング実務経験について質問されたのですが、当時私はまだお金をいただいてカウンセリングをしたことがありませんでした。正直に答えたのですが、絶対に落ちたと思って面接後はしばし落ち込みました。ようやく気持ちを切り替えて次の機会を探し始めた時に、まさかの合格通知をいただき、とてもうれしかったことを覚えています。

のちにカウンセラー懇親会で鵜飼さんとお会いした時に、なぜ未経験の自分が採用してもらえたのかと質問しました。答えは「実は経験数はあまり重視していない。それよりも、カウンセリング後にきちんと振り返りをしているかどうかを見ている」とのこと。

確かに、私は実務経験がない分、練習のために無料でカウンセリングをさせていただいたりロープレを行ったりした際には、丁寧に振り返りをしているということは伝えていました。これから先、たとえ今よりも経験を積んだとしても、決して振り返りを怠らないようにしようと肝に銘じました。

藤田さんとお会いしたときに

Smart相談室には「このコミュニティに属していたいと思えるあたたかさ」がある

 Smart相談室の利用企業さまは業種や企業規模もさまざまです。また「何でも相談してイイよ」がコンセプトのサービスなので、相談内容も多岐にわたります。

幅広い経験をさせてもらっており、カウンセラーとしての糧になっていると感じる一方で、これまで対応したことがないような相談がきて戸惑うことも。相談者さまに少しでも楽になっていただけるよう真摯にお話を伺うことを心がけていますが、「この対応で良かったのかな」と不安になることも正直あります。

そんな時にスーパービジョンが受けられることがSmart相談室の良さ。鵜飼さんとの1対1のスーパービジョンだけでなく、匿名加工した事例を共有するグループスーパービジョンの場もあります。そこでは、参加している他のカウンセラーのみなさんからもご意見やフィードバックをもらえます。私も事例を出させていただいたことがありました。ネガティブな側面ばかりに目がいってしまっていましたが、自分では気づけなかったポジティブな視点をいただけて、とても勇気づけられました。

登録カウンセラーは普段一人で活動しているので孤独を感じやすいですが、Smart相談室ではグループスーパービジョンや研修会、懇親会などが定期的に開催されているため、仲間がいる安心感が得られます。他の仕事の都合や家庭の都合であまりセッションを行えない時期もありますが、そんな時でもこのコミュニティに属していたいと思えるあたたかさがあります。もちろん自己研鑽にもとても役立っています。

相談者さまご自身の本音に向き合うことが、周りの幸せにもつながる

 Smart相談室ではいろいろな方が相談に来られますが、私のプロフィールを見て相談を申し込んでくださる方は、子育て中の方や、これから結婚・出産などのライフイベントを控えている方が多いです。私自身も悩みながら手探りでここまでやってきたので、同じように悩む方が一歩前に進むお手伝いができればうれしいです。

育児中はどうしても自分のことが二の次になりがちですが、相談者さまご自身がどうしたいのか・どうなりたいのか、しっかりと本音に向き合うことが大切だと感じています。そうすることがご自身はもちろん、家族の幸せにもつながると思っています。

ですが、本音を話せる相手は周囲に意外に少ないもの。いたとしても、なかなか改まって相談するタイミングが難しい、ということもあると思います。そんなときはぜひSmart相談室を活用してほしいです。はっきりとしたお悩みや解決したい問題がなくても、「何となく誰かに話を聞いてほしい」、そんな感じでも大丈夫です。話すだけで気持ちが楽になったり、考えが整理できたりすることもあるので、ぜひお気軽に申し込んでみてください。

子どもたちと

私ならではの強みを活かして

 フリーランスになって約2年。キャリアカウンセラーの仕事を専任でされている方と比較すると、私はまだまだ相談実績が多くありません。ですが、専任でないことこそが、私ならではの強みになっていると感じています。

人事の仕事をしているおかげで企業目線をもった相談対応ができると思いますし、ご本人も気づいていない本音を引き出して言語化するお手伝いをするという点では、カウンセリングと取材ライターの仕事はよく似ています。3つの仕事がそれぞれ良い相乗効果を生み出していると感じていますし、私にとってどれも大切な仕事。私自身も自分の本音に向き合った結果、たどり着いた働き方なので、これからもこのスタイルを続けていきたいと思っています。そして、面談実績だけではない、私だからこそできる相談対応をこれからもしていきたいです。


◼️Smart相談室へのお問い合わせ・取材依頼は以下よりご連絡ください。
・お問い合わせフォーム:https://smart-sou.co.jp/contact
・メールアドレス:pr@smart-sou.co.jp

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