【入社エントリ】プロダクトの「課題解決」を考えられる人に
はじめまして。2023年4月よりSmart相談室でフロントエンドエンジニア兼UIデザイナーをしております田井です。これを執筆している8月に36歳になってしまいました。
X(旧Twitter)では、さといも@tricoloreboxという名前で14年ほど漂っています。
もうすぐ入社から5ヶ月が経過しようとしています。そこで私が過去にどんなことをやってきたのか、これからSmart相談室でどんなことをやっていきたいかお話していきたいと思います!
自己紹介
父親が鉄道車両の構体(骨組みなど車体の強度に関わるところ)を作る「エンジニア」だったせいか、私もなんとなく将来は何かを作る仕事をしたいと考えていました。
たまたま高校生の時の課題で将来なりたい職業について調査する機会があり、そのときにメールで実際に働いているWebデザイナーさんにインタビューをしたことがきっかけでWeb制作の現場に興味を持ちました。
その後、短期大学に進学し、そこで情報デザインを学びましたが「まだこの知識量で就職はできない」と考え、短期大学卒業後にWeb制作の専門学校に1年間通いました。
はじめての就職
いわゆる受託系のWeb制作会社に就職しました。広告代理店やディレクション会社経由で仕事が来るので、いつも締切との戦いです。
しかも途中でどんどん社員が減っていき、ついにデザイナーは自分1人だけに!
見積り〜デザイン・実装・スケジュール調整〜請求書すべて1人でこなさないといけない状況で追い込まれてしまい、ついにはメンタル不調に陥りました。
はじめてのメンタル不調
主に体験した不調は...
朝起きて体が動かない
会社に行く途中で動悸がする
休日に好きなことができなくなる
などです。
特に大変だったのは、帰宅途中の電車の中で不安になると冷や汗が止まらなくなってしまい、途中の駅で降りても汗が30分ほど出たままのときです(※しかも真冬です)
さすがにヤバい!と思い、メンタルクリニックに駆け込んだところ「軽いうつ状態」と診断されました。
メンタルクリニックでは、カウンセラーさんがいつも私の不安に対して耳を傾けてくれて、気持ちを落ちつかせることができました。自分の不安を口に出し、話を聞いてもらえるだけでも当時はすごくありがたかったです。
コロナ禍でのリモートワークから偶然見えてきたクライアントの気持ち
2020年になってコロナ禍でリモートワークに切り替えたのですが、これを機にオンライン上での打合せに参加する機会が増えていきました。
そこで偶然ではあるのですが、クライアントさんと会話するなかで「クライアントさんが持っている課題を解決方法って今進めているやり方でいいのか?」と疑問を抱くことが多くなりました。
30歳を過ぎて、自分はどんなデザイナー/エンジニアになりたいのだろうかと悩んでいた時でしたが「課題を解決するために考え続ける」ということが自分の中で大きなテーマになりました。
※外出がめっきり減ってしまったので、色彩検定の勉強を約12年ぶりに再開して1級を取得したのはこの頃です
Smart相談室との出会い
自分のテーマが決まったところで転職サイトに登録してみたものの、なかなかこれだ!と思う仕事と出会えなかったのですが、ある日Smart相談室からのスカウトメールがきっかけで「メンタル不調の予防から取り組むサービス」という存在を知ることになりました。
最初に思ったことは「これ私が使いたいサービスだ!」です(笑)
自分の過去の体験から、メンタル不調になってから元に戻す大変さが分かっていたので、予防するという考え方にとても共感しました。
まだ新しいサービスでもあることから、これからどんどん課題を解決する取り組みができるというワクワク感や、自分の体験からよりよいサービスを考えることができるかもしれないと思い採用面接を受けることにしました。
これまでやってきた仕事が幅広いものだったので、説明しただけで口がカラカラに乾くほど。緊張もありましたが皆さんに受け入れていただき、内定をいただくことができました!
Smart相談室に入社してから
まず最初に取り組んだことは、トライアル申込みのページです。
デザイン作成からフロントエンド実装までが私の担当。このページができたことによってサービスに興味を持っていただいた企業さまにすぐお試しいただくことができるようになりました🎉
プロダクトのデザインチームもまだ小さいですが始動しました。
毎週デザインの話ができること自体が私にとっては本当にうれしいことでした。
まだまだ試行錯誤しながらですが楽しく参加させてもらっていますし、他のデザインを見ながら一緒に考えたり意見もいただける環境がデザイナーとしての成長につながると感じています。
エンジニアチームとしての私の仕事は他にプロダクトの改善に関することが多いです。
小さな改善であればどんどん改善して、スピード感を持って動けるようになることが今の目標です。
こんな感じでエンジニアチーム一丸となって、より良いプロダクトにしていこうと日々開発・改善を続けています。
今後やっていきたいこと
まず、デザインチームとしての目標は「スモールサイズなデザインガイドラインを作ること」です。「スモールサイズな」と頭に付けた理由は、デザインガイドラインを作ることに執着し過ぎて作って満足という状態にならないようにするためです。スモールサイズな状態で一旦みんなで共有し、現状の把握に使ったり、曖昧になっていた部分を定義して開発に役立ててもらえるといいなと考えながら策定を進めている最中です。
エンジニアとしての課題はめちゃくちゃあります。
・フロントエンド開発スピードを上げる
・バックエンドで使用する言語の理解
・ロジカルシンキングな考え方ができるようにする
・アウトプットをどんどんやる(勉強内容の共有)
・アクセシビリティも出来るところからやっていく
伸びしろしかないと思って(笑)着実にレベルアップしていきたいです。
個人としての目標は、全国各地の動物園や水族館に行くことです。
ただの私の趣味ですが10年以上使っているデジタル一眼カメラ(入門機)で好きな動物を好き勝手に撮影しています。
東京では上野動物園が特に有名ですが、長崎バイオパークや掛川花鳥園のように触れ合える施設や、敷地が広い埼玉県こども動物自然公園など特徴がいろいろあります!
頑張って全国47都道府県を周ることが夢ですね。
残暑も続いているので涼しい写真もどうぞ
寄りかかれる会社が「Smart相談室」だよ
先月公開された弊社のVMV(ビジョン・ミッション・バリュー)のうち、Valueの項目で「スピード、プロフェッショナル、失敗の歓迎、個人の尊重、健康的選択」が挙げられています。エンジニアとしてどれも重要なものですが、自分一人で抱え込まないような仕組みづくりが続けられています。
例えば、エンジニアチームはメンバーそれぞれ自律駆動を心がけていますが「俺が、俺が」「私が、私が」ということではなくて、
この改修は影響範囲が大きいから皆を巻き込んで進めようよ
ここは新しい機能だから、ちょっと一緒にやろうよ(一緒にやらせてよ)
みたいな会話をしています。
また、ちょっと気になることがあればすぐにチャットでやり取りしたり、ビデオ通話したり、仕事の上でもモヤモヤを抱え込まないようになっています。ありがたいですね〜
振り返ってみると、35歳で転職するってかなりドキドキでしたが(以前はエンジニア35歳定年説があったぐらいですし)自分自身の経験を活かせる会社にたどり着くことができてよかったと思っています。
今、Smart相談室はまだまだこれから!どんどん成長しよう!!というフェーズです。
私もエンジニア/UIデザイナーとして、もっともっと良いサービスにしていきたいと考えていますので、今後とも何卒よろしくお願いします。