公開個別スーパービジョンを徹底レポート! 第3回スマソウ大学
こんにちは!Smart相談室 カウンセラー事務局の佐藤です。ちまたではどんちゃんと呼ばれています。国家資格キャリアコンサルタントの資格を持っており、以前はSmart相談室カウンセラーとしてもカウンセリングを行っていました。よろしくお願いします!
先日、第3回 スマソウ大学を開催しました!今回の講義のテーマは、「公開個別スーパービジョン(SVって何やってるの?の疑問を徹底解明)〜Smart相談室スーパーバイザー鵜飼さんによる特別講座〜」です。
「まるで自分もスーパービジョンを受けているようだった」との声を多数いただいた本講義(わたしもそんな臨場感を感じていました!)を、ぜひレポートしたいと思い、筆を執りました。
スマソウ大学とは
スマソウ大学は、Smart相談室が目指す「相談文化を広めたい」「カウンセラーをもっと応援したい」という想いから生まれた学びと成長の場です。
これまでSmart相談室では、日々の相談対応を支えてくださる約250名のSmart相談室カウンセラーに対して、選考や研鑽機会の提供を通じてその成長をサポートしてまいりました。その経験をもとに、社内外問わず、カウンセラーのみなさんが成長し続けられる環境や、学びを分かち合えるコミュニティを作りたい!そんな熱い想いを形にしたのがスマソウ大学です。
さて当日
講師を務めるのは、Smart相談室でスーパーバイザーを務める、株式会社生き方はたらき方ラボラトリー代表取締役の鵜飼さんです。
毎月の研修やウェビナーにもたくさんご参加いただいている鵜飼さんですが、いつもよりも少し緊張のご様子。
「いつもは一人で壇上に立っているけれども、今回は一緒に壇上に立ってくれるカウンセラーのことも考えないと…」と語られていました。セミナー冒頭では、「緊張していますが、もうこの際なのでえいやと開き直っています」とお話され、会場を和やかにしていただきました。
スーパービジョンとは、カウンセラーにとっての学習の場です。経験豊富な指導者とともに、相談者さまとのやりとりをさまざまな視点からふりかえっていきます。一人では気がつくことのできなかった視点や改善点を得ながら、相談者さまとのセッションをより良くするために行うものです。
余談ですが、わたしもカウンセラー時代に何度も鵜飼さんのSVを受けました。「自分で気がついたことと、人から言われたことと、結果は同じであったとしても行動への納得感は全然違う。」という言葉にハッとして、以来ずっと大事にしています。
Smart相談室には、国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、コーチング、看護師などさまざまな資格を持った、さまざまな文化を背景とするみなさんにご登録いただいています。鵜飼さんが「『良いセッション』を教えるのではなく、価値観を押し付けるのでもなく、一緒に振り返る場を提供することを大事にしたい」とお話されていました。登録している方の幅が広いからこそ、意識が必要になるところかと思います。いつもありがとうございます。
いよいよ公開スーパービジョン
スーパーバイジー(スーパービジョンを受ける人のことです。ちょっとややこしいですが)としてご登壇いただいたのは、Smart相談室カウンセラーの関さんです。
「スーパービジョンを初めて受ける前は、すごくハードルが高くて…」と語る関さん、今では鵜飼さんのスーパービジョンの常連さんです。
スーパービジョンは、まずはスーパーバイジーが事例を説明するところから始まります。
今回扱った架空の事例は、マネジメントの姿勢について悩む30代の女性。マネジメントとして役割を果たしているのか自信がなく不安になり、向いていないのなら転職したほうがよいのかな…と考え、関さんに相談しにやってきたという設定です。
不安にしっかり寄り添いながら、状況を一緒に整理するような働きかけをしたと語る関さん。そんな関さん自身がこの架空の事例に感じている課題は「相談者さまは納得していない感じだった。このような対応でよかったのか」でした。
話し終わりの際の表情が気になっているとのこと。この事例について、スーパーバイザーの鵜飼さんと一緒に紐解いていきます。
ご来校いただいたみなさんには、関さんがスーパービジョンを受ける様子をリアルタイムで見ていただきました。40分でぎゅっとされたスーパービジョンのなかで、鵜飼さんがあちらからこちらからの視点で思考を促し、ふと答えのようなものが浮かんでくる、そんな時間をスタッフも含めた全員で味わわせていただきました。関さんの相談者さまへの誠実なご対応も、目に浮かぶようでした。
「相談者さまが、自分なりのリーダーシップを考えることをもっと一緒にできたら良かったなと思いました」が、今回のスーパービジョンの結論。その結論にいたるまでの過程に、学びがぎゅぎゅっと詰まっていました。気になるカウンセラーのみなさまにはぜひ、カジュアル面談などでお話させてください!
質疑応答と〆
参加者の方から関さんに向けて、「スーパービジョン前後でどんな気持ちの変化がありましたか?」との質問に、関さんはこう答えました。
「事例を振り返るときは、まるで洞窟の中にいるかのよう。どちらかというと暗い気持ちになります。スーパーバイザーとの対話を通じて出口が見えてきて、スーパービジョンが終わると、事例への納得によってこころが晴れるんです。」
洞窟の出口に一緒に進んでくれるスーパーバイザーがいることは、Smart相談室の財産だなと思っております。そして、その洞窟でしっかり研鑽を積んでくださるカウンセラーのみなさんがいるからこそのSmart相談室の事業があります。一件一件のご相談に丁寧に向き合っていただき、心から感謝しております。
そして最後の鵜飼さんの〆です。
「カウンセラーが自分を受容して生きると、存在自体が支援になる」と強く温かい言葉をいただきました。
「どうしても反省多めで来てくださる方が多いんです。でも、できたことはたくさんある。自信を持っていただきたいと思いながら、スーパービジョンを提供しています。そして、カウンセラーのみなさんが持つ個性を活かしたセッションをできるようになっていただきたいと強く思っています。」
経験談ですが、鵜飼さんのスーパービジョンを受けるとなんだか元気が出るんですよね。そんな想いで鵜飼さんが取り組まれているんだと改めて知れて嬉しかったです。
さいごに
ご来校いただいたみなさま、ありがとうございます!またスマソウ大学、開催予定ですので、興味を持っていただいたみなさま、ぜひご参加いただけると嬉しいです。
ちなみに、12月11日には、大阪にてスマソウ大学の交流会を開催します!初めての大阪でのリアルイベントです!軽食をご用意していますので、ぜひ食べながら飲みながらお話しましょう!
お申し込みはこちらから↓
また、Smart相談室を支えてくださるカウンセラーを募集中です。ご興味のある方は、こちらからエントリーをお願いいたします。
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