【相談者さまの声】 今まで人生を左右していた「思考の癖」に気付けた瞬間
Smart相談室CEOの藤田です。「何でも相談してイイよ」、「調子が悪くなくても相談してイイよ」が広がり、Smart相談室は、さまざまな場面でご活用いただけるようになってきました。
その中には、我々サービス提供側が勇気をいただけることも多くあります。また、その場面に共感いただき、自分も同じような境遇で救われた、という相談者さまも多くおられます。
今回は、そんな相談者さまの事例をご紹介するnoteの第5回目です。カウンセラーに話を聞いてもらうことで自分の「思考の癖」に気づけた方のお話です。
Smart相談室からは、カウンセラー事務局のまゆこさん、代表の藤田が参加して、そのインタビュー内容を記事としてお届けさせていただきます。
「相談した方が良い」と分かっていても相談できない
(藤田)利用されたきっかけを教えてください。
(相談者さま)一番最初に社内でSmart相談室についての説明会がありまして、サービスの導入を知ったんですね。
その時、営業活動の中で、お客さまに貴重な時間をもらってサービス説明をする際に、こちらから十分に価値を提供できていないんじゃないかって心苦しい思いを持っていて、ちょっとモヤモヤしてたんです。
それで、試しに相談してみようと思って申し込みました。
(藤田)その時のお気持ちは?
(相談者さま)そうですね。つらかったです。つらいながらも仕事をしていてモヤモヤしていました。
(藤田)その状態で、相談できない方もおられますが、相談できたのがすごいですね。
(相談者さま)それは私もそう思います。それには、自分の個人的な体験が影響していると思います。私の父親は、私が高校生の頃に、うつ病になったことがあります。その様子を見ていて、その時に思ったのが、父はつらいことがあっても、そのことを人に言わなかったんですよ。
何か困ったことがあれば言えばいいのになって思って、言わないのは良くないんだなぁと思っていました。またその後、父はクリニックに行って調子が良くなるんですね。
それを見て、やっぱりこういうのはプロの力を頼った方がいいんだとも思ってたんです。なので、試しに相談してみようと思えました。
説明会で会社もそういった使い方を歓迎しているようだったので、会社がOKって言うなら活用しようとも思いましたね。
(藤田)なるほどですね。これまでに外部相談窓口を使われたことがあるんですか?
(相談者さま)いえ、使ったことないです。さらに、今思えば、Smart相談室でなかったら相談しなかったと思います。
父の体験がありましたけど、自分の状態があまりに酷ければクリニックには行ったとは思う一方で、今回のような深刻度ではクリニックには行かなかったと思いますし、会社に話をするという発想はなかったです。
このタイミングでSmart相談室と出会って、相談できて、めちゃくちゃ良かったです。
自分の「思考の癖」が自分を不安にさせている
(藤田)めちゃくちゃ良かったのって、具体的にどのあたりでしょうか?
(相談者さま)はい、2点、助けていただいたなって思っている点があるんです。
1点目については、話を聞いてもらえるだけでモヤモヤが晴れてきて、面談後、通常業務に戻った際に、パフォーマンスが上がるというものです。これはカウンセリングを受けられた方の多くが経験されることだと思います。
私も、多くの皆さまと同じように救われました。都度都度の対応って感じですね。
2点目が大きいんです。Smart相談室を活用して分かったんですが、自分が調子が悪くなるパターンのようなものがあるのが分かったんですよね。自分の思考の癖のようなものです。なんとなくそうかな?とも思っていたんですが、それが分かった。自分では絶対に気づけなかったと思います。
私は完璧主義で、全部ちゃんとできてないと嫌なタイプなんですね。そのことは大学生の頃から自覚してたんです。でも、それが僕が想定していた以上のものだった。自分が思っているよりも、もっと完璧主義だった。
自分が悩んでいることが自分の性格がゆえに気になっていることなのか、それとも、本当に気にしないといけないことなのか?の線引きができなくて、そのことを考えると不安になってくる。そんな自分に気づいたんです。
(藤田)しっかりと自分に向き合われたのかな?と思いました。
(相談者さま)そうなんです。自分の「思考の癖」に気づくまでに複数回の面談を経ました。市中のカウンセリングサービスであれば、時間もお金も、コストをかけることはできなかったと思います。これはSmart相談室ならではですね。
(藤田)ご自身の「思考の癖」に気づかれて、パフォーマンスは上がりましたか?
(相談者さま)上がりましたね。これまでは、完璧主義的な考え方で作業を進めて本来の目的ではない、手段にフォーカスしちゃうことが多かったんですが、そもそも目的にフォーカスすることで結果が出るようになりました。
稚拙な例ですが、提案書や打ち合わせをうまく取り仕切ることに拘っちゃって、お客さまのニーズや意見を十分汲み取れなかったりとかですね。
今思えば、「本当にお客さまのためになっているのかな?」と思うこともあります。自分が作りたいそれっぽいものを作るってことに満足しているような。
あとは凄いシンプルな話なんですが、働いていてつらなくなった。働くことが楽しくなった。多分、自分のキャパも増えているように感じます。
「傾向が見えてきませんか?」の問いで人生が変わった
(藤田)完璧主義の部分も変わりましたか?
(相談者さま)完璧主義の性格自体は変わってないんです。完璧主義の性格自体は、良い面、悪い面、両方あって、カウンセラーさんと話す中で、そのことに気づいて、完璧主義の性格への対処の仕方を覚えたみたいなイメージです。性格が変わったというよりは、対処方法を覚えたという感じですね。
(藤田)回数を重ねる中で徐々に変化した感じですか?
(相談者さま)いえ、何回目かのセッションで、カウンセラーさんから考え方について「傾向が見えてきませんか?」って言われて、そこでビビビっと、なんか「自分でラインを引いてそこに達しない」っていうところで毎回悩んでるって気がついたんですよね。
確かに、あの件も、あの件も、あの件も、そうだ!みたいに。
あの時が、性格への対処方法を覚えたタイミングですね。
(藤田)ご自身でも気づこうと思えば気づけたんじゃないかな?とも思いますが。
(相談者さま)いえ、そこがなんか難しいところだなと思ってます。私の中でも完璧主義みたいなのは自覚はしてたんですけど、その仕事の中では「これは、完璧主義じゃなくて普通のラインだぞ」って思ってしまうところに苦しんでたんですよね。
実は、そこまでやる必要がなかったということに気づけなかったんです。私一人では気づけなかったです。カウンセラーさんには感謝してます。
(藤田)周りの方は、何か言われていますか?
(相談者さん)傍から見ると、自分の様子が変わったと言ってくれてます。これまでの私はオフィス内での表情が固かったようです・・「大丈夫?
」って言われたり・・・。
朗らかになったというか明るくなったいうか、そんな風に変化しているんだと思います。
本当にSmart相談室を利用して良かったと思います。これまで、こうした対人支援サービスを利用したことはなかったんです。
今回、たまたま会社でSmart相談室を導入したよっていう説明会に参加したのがきっかけです。こういうサービスがあるっていうことを知らなかったので、選択肢が病院に行くか行かないかしかなかったんです。その二択で見た時、病院に行くほどではないと思い、結果として、自分の「思考の癖」にも気づけなかった、そう思いますね。
「私が受けて良かった」ということを伝えています
(藤田)周りの同僚の方にも勧められてるんですか?
(相談者さま)実際に何人かの同僚には話をしているんですが、サービスを受けなよというのではなくて、私が受けて良かったということを伝えています。
私は父の原体験があるのでイメージが湧きます。しかし、原体験がない方だと、そういうサービスを受けるのって自分が弱ってるとか正常じゃないと思っているようで受け入れにくいんじゃないかと思うんです。利用を進めるにしても、今は大丈夫かもしれないけど、もし困った時には、マジで良かったから使ってみたら?ぐらいの言い方がいいと思っています。
少なくとも、困った時に会社の人には相談しにくいですから、その際の選択肢の一つとして知っておいてほしいです。
何か心配を掛けたくないというか、話が大きくなっちゃう
(藤田)やっぱり会社の人には相談しにくいですか?
(相談者さま)相談しにくいです。会社の人に相談した時って、結局その場の解決策が出てくるとかはあると思うんですが、長期的な視点ではプロのカウンセラーの方に聞いてもらった方がスッキリするように思います。
マネージャーとかは、職務上そういう役割な気もしています。逆に、どこまで踏み込んでいいのかなとか思っちゃいそうですし、アドバイスってどこまで求められているのかっていうのも関係してきますね。
個人的には、会社の方に相談するとなると不安になっちゃいますね。何か心配を掛けたくないというか、話が大きくなっちゃう可能性もあるじゃないですか。
心配してくれた結果、僕のために何かいい措置を取ってくれそうなイメージはなくて、例えば休職の話になっちゃったりとか。そう考えると社外の専門家に話を聞いてもらえるのって幸せですね。これからもタイミングをみて利用させていただきます。
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