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初めてプロコーチのコーチングを受けて、キャリアパスについて考えてみた

こんにちは!広報担当の宮田です。
私はこの5月にSmart相談室に入社して、今3か月が経ちました。Smart相談室では、入社後2か月目から目標設定をして運用していきます。今回はその目標設定のために、初めてプロコーチにコーチングを受けてみたので、そのレポートをしようかなと思います!


なんでコーチングを受けようと思ったのか?

 私は長期の目標を設定するのが大大大の苦手。一番嫌いな業務を聞かれたら目標設定と言うほど、本当に嫌いでした。大きな目標はなくても、日々コツコツ頑張るのは得意ですが、1年後の目標とかちょっと抽象度の高い目標を立てるのが難しい…。3年後とか5年後なんてもってのほかと思っていました。

 とはいえキャリアパスを考えておいたほうがいいよなぁという気持ちはあり(評価シートに記入する必要もあり)、ちょっとコーチングしてもらってみるか!と思い立って、初めてセッションを予約してみました。Smart相談室は単発でもセッションを予約できるのですが、今回は4回コースで同じコーチの方とじっくり考えていくことにしました。

1回目:5年後も維持していたいことは?

 実は前職が、コーチング会社のグループだったこともあって、コーチングには馴染みがありました。とはいえプロコーチにコーチングしてもらう機会はほぼなかったので、どんな感じかなとドキドキしながら入室…。
明るく迎えていただいて、第一印象で話しやすい…!と思ったのを覚えています。

 まずはコーチングとはなにかについて軽くレクチャーをしていただきました。ある程度知識はあったのですが、よい振り返りにもなりつつ、コーチングといっても多種多様なので、そこで共通認識を持てたのはよかったです。

 そのあとは、今回の4回のコーチングを通してなにを達成したいのかをクリアにしていきました。長い視点でキャリアパスを解像度高くイメージしたいという気持ちでしたが、いろいろ突っ込まれるとなかなか言葉がでてこない…。

このセッションの最後に言われてハッとしたのですが、そもそもなんでキャリアパスを考える必要があるのか、自分のなかで腹落ちしていなかったんですよね。一番は評価シートを作りたいという気持ちでコーチングを受けたので。でもなんとな〜く不安はあって、後悔したくない、手遅れになりたくないという気持ちだったんだなと、セッションが終わって感じました。

また、話しながら気づいたのは、個人的にはあまり欲がないということ。そのせいで長い視点で考えるのが苦手なのかなと思いました。

そんな私に、

「でも欲がないってことは今満たされているんですね。では逆に5年後も維持していたいことはなんですか?」

と聞いていただいたのは、ひとつ転換点だったと思います。「こうなりたい」ではなく「これは失いたくない」と、考える視点を変えていただいたおかげで、停滞していた思考が進み始める感覚がありました。

 いくつか失いたくないものを考えて出していたところで30分が経過。1週間後のセッションまでの宿題ももらって、1回目は終了しました。30分とは思えないくらい、新しい視点をもらったと思います。これは自分ひとりじゃできない、改めてコーチングってすごいと思いました。

2回目:5年後の理想の状態は?

 5年後に失いたくないものを1週間考え続けて2回目。私がたどり着いたのは「自由である状態を失いたくない」という欲でした。いろいろと考えていくと、時間の自由、お金の自由、場所の自由など、自由な状態に価値を感じていることに気づきました。そこから「自由な状態とはなにか?」を深掘りしていただいて、キャリアパスを設定する意味を腹落ちさせていきました。

 そのあとはWill-Can-Mustシートを使ってさらに具体的に深掘りしていきました。

Will-Can-Mustシート

このワークシートは初めて使いました!まずはWillの状態の定義をしていきます。私は5年後、33歳の自分を想像して書いていきました。

質問を通して、とにかく具体化、定量・定性化をしていきます。やはりここが一人では難しい部分だなと思いました。自分では、これで十分理解できる状態になっていると思っても、人からみると突っ込める部分がたくさんあるんだなと思います。

 5年後のWillを出しつつ、解像度が低い部分についての宿題ももらって2回目は終了。ワークシートを使ってもらったのが個人的にはよかったです。特に今回のように明確な目的(評価シートをつくりたい)がある場合は、最終的なアウトプットがどういうものかわかっていると進めやすいと感じました。

3回目:今の私は何%?

 1週間、5年後のWillを考えて3回目。「ここが具体的になりましたね」「ここはこういう意味ですか?」と感想や質問をいただきながら、Willの部分が定まりました。

実際に作ったWill

 そこからはCan「Willを実現するために活かしたい強みと克服したい課題」に落とし込んでいきます。5年後を想定したWillでしたが、目的としては今年の評価シートをつくることだったので、ここでは今年克服したい課題とその解決策を考えていくことに。

「5年後の状態を100%とすると、今の宮田さんは何%くらいですか?」
「今年中に何%になっていたいですか?」

という質問が、個人的にはとてもわかりやすく、考えやすくしていただいたなと思います。

また、私がつらつらと話す中から私の強みなども拾っていただき、今の自分が持っているもの、足りないものを明らかにしていきました。

 この部分を考えるうえで、参考になりそうなワークシートを2つ共有いただいて、今回は終了。ワークシートってたくさんあって、どれを使えばいいかわからん!状態だったので、自分に合いそうなものを選んでいただけるのはめっちゃよかったです。

4回目:なぜキャリアパスの解像度が上がらないのか?

 ついに最終回。にもかかわらず…体調不良でリスケしまくり、仕事の関係で遅刻し、3回ほどリスケしてしまいました。本当に申し訳なかったですが、「気軽にリスケしたり調整したりできるのが、Smart相談室のいいところなんですよ。」とおっしゃっていただいて、ありがたいと同時に嬉しかったです。気軽に相談できる環境をつくりたいという想いを、カウンセラーやコーチのみなさんも理解して活動いただいているんだなと実感しました(とはいえ、リスケばかりするのは申し訳なかったです、反省)。

 そして、4回目のコーチング、いよいよ評価シートを作っていかなければいけない段階だったので、ここまでのシートを参考にしつつ自分で作ったキャリアパスを、さらに深掘りする時間にしていただきました。

 一番困っていたのは10年後のキャリアパス。なかなか解像度を上げて具体的な行動目標に落とし込むのが難しかったので、質問いただきながら明確にしていただきました。

限られた時間でしたが、なぜ解像度を上げるのが難しいのか、その原因がわかり、解像度を上げるための行動まで落とし込むことができました。私一人では、この原因にたどり着かなかったと思います。30分もない時間でしたが、改めてコーチングのすごさを実感した4回目でした。

4回のコーチングを通して

 今回4回のコーチングを通して、自分のやりたいことや想いに初めて気づくことが多かったです。無意識だったことに意識的になることは自分ひとりでは難しい。それをサポートしてくれるコーチの存在はとても重要だと思いました。

 また、私は結構じっくり考え込んで発言する傾向にあるので、間が長くなりがちなのですが、しっかりと言葉を待っていただきましたし、言葉がでてこなさそうなときは別の確度から質問をいただいて、30分をしっかりと使いながら、ちゃんとアウトプットまで落とし込んでいただきました。これはプロの凄さだと思います。プロのコーチにコーチングをしてもらうことで、その価値を再確認できました。

 なにより、最初の目的だった評価シートもしっかり設定でき、その腹落ち度もかなり高まりました。正直これまでは本当に目標設定が苦手で嫌いで、とりあえず上の人を納得させられればいいかと思って作っていたのですが、今回は自分でちゃんと納得しているし、なによりモチベーションが違います。なんとなく目標設定が苦手とか、やる気がわかないという方はぜひコーチングを活用してみてほしいです。


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