カウンセラーとして、働く人の"安心"になりたい｜西山 賢治さん
西山 賢治（にしやま けんじ）
国家資格キャリアコンサルタント、キャリアコンサルティング2級技能士
SNS：https://x.com/nishiken0014
"聴く力"を活かして、人事・労務の課題を解決
こんにちは、キャリアコンサルタントの西山です。現在、愛知県名古屋市の社会保険労務士法人に勤務し、マネージャー職を担当しています。勤続15年以上、人事・労務コンサルタントとして多くの企業の人事部門や経営者の方々からの相談を受けています。
今の職場に入所後から現在に至るまで、さまざまな企業の給与計算業務、社会保険事務手続き業務および人事・労務管理業務などを行ってきました。企業規模もベンチャー企業から上場企業、中小企業から大企業までと多岐にわたっており、各社の企業規模、業種、風土に合わせた対応を実施しながら、人事・労務に関する課題解決を実践しています。
人事・労務に関する課題解決としては、人事制度構築改善業務、メンタルヘルス対策、ハラスメント対策、社員のキャリア支援、労務デューデリジェンス業務及びセミナー研修業務など幅広く、顧問先企業のご要望に応じて、また自ら提案して、多くのことにチャレンジし実践しています。
また、個人のライフイベントやキャリアサポート、メンタルヘルスサポートなどの相談にも取り組んでいます。これまでの経験で身につけた"聴く力"を活かして、気軽に話せる相手となり、相談相手と一緒に課題を検討・解決しています。
悩みを抱える社員個人のサポートがしたい
社会保険労務士法人で勤務しているなかで「何とかしたいな」と思っていたことの１つに、社員個人へのサポートがありました。
メンタル不調、ハラスメント問題、キャリアへの悩みなど、職場では多くの悩みがあります。これらの悩みを抱えていると、本来のパフォーマンスを発揮できず、さらに悩みは大きくなり、またさらにパフォーマンスが低下してしまうといった負のスパイラルが起きているように感じていました。
この現状を何とかしたいと考え、働く人のサポートができるカウンセラーに興味を持ち、キャリアコンサルタントの資格を取得しました。
キャリアコンサルタントの勉強のなかでカウンセリングという行為の難しさを学びましたが、同時にその可能性を感じました。資格取得後は、キャリアコンサルタントの勉強で学んだ傾聴や心理的思考を、社会保険労務士法人での業務にも活かしていきました。労務相談を受ける際や社員面談時などに傾聴を意識することで、以前よりも業務がスムーズに進んでいったことを覚えています。
ただ、カウンセラーとしての仕事はまだ行ったことがなかったため、実際にカウンセラーとして実務を経験したいと思っていたときに、Smart相談室に出会いました。
Smart相談室CEOの藤田さんとカジュアル面談をしたのが、Smart相談室と私の出会いでした。「キャリアコンサルタントとして人の役に立ちたい」「働くみなさんの職場環境を良くしたい」と動きだしたタイミングでした。
藤田さんとの面談を通じて感じたのは、藤田さんの行動力のすごさです。まっすぐに自身の想いと向き合い、社会的課題に挑む姿勢に私もワクワク感が止まりませんでした。
最初の学びは、カウンセラーとしての「驕り」を意識すること
藤田さんとの面談で感じたワクワク感を胸に、Smart相談室でのカウンセラー業務を開始しました。カウンセラー業務を実践していくなかでの最初の学びは、カウンセラーとしての「驕り」を意識することでした。
相談者さまは悩んで、困って、誰かに話を聴いてもらいたいとSmart相談室をご利用されます。私に任せれば大丈夫だ、何か有益なことを伝えなきゃ、それならばこうすれば良いのに。。。
こんな驕りは、相談者さまには丸見えです。そのような状況では相談者さまとの信頼関係は構築できません。カウンセラーのただの自己満足で面談は終わってしまうことでしょう。
面談に慣れてきた頃にやってくる「驕り」に飲み込まれないように、常に相談者さまの状況を把握する冷静さを持って、面談に望まなくてはいけないということを学びました。
誰かの安心になりたい
あたり前のことですが、相談者さまはさまざまな環境のもとで仕事をし、それぞれの日常があります。その日常の中での些細な変化でうまくいかなくなったり、何か違和感を覚えたりすることがあるのではないでしょうか。そんなときです。遠慮なくSmart相談室のカウンセラーにお話しください。人は話すことで安心し、話すことで気付きを得て、話すことで前に進めるものです。
私は自分のなかでこう在りたいと常々おもっている姿があります。それは、「誰かの安心になりたい」という想いです。カウンセラーとしてみなさんの安心になれれば幸いです。
職場での時間が有意義なものになるように
Smart相談室はありがたいことに多くの企業さまに導入いただいています。今後、Smart相談室を筆頭に個人支援のカウンセリングが、社会のインフラになることも遠くないように思います。人生のなかでも多くの時間を費やす職場での時間が、多くの方にとって有意義な時間となってもらえるように、カウンセラーとして相談者さま一人ひとりに寄り添っていくことを継続していきたいと思います。
さらに、私の強みを生かして人事・労務担当者への支援にも力を入れていきたいと考えています。人事・労務担当者は多くの知識や経験が必要な仕事です。重要な判断を多く迫られる場面もあると思います。そんな人事・労務担当者の支えにもなっていきたいです。
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