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【相談者さまの声】 「私のことではない」ことの整理

Smart相談室CEOの藤田です。「何でも相談してイイよ」、「調子が悪くなくても相談してイイよ」が広がり、Smart相談室は、さまざまな場面でご活用いただけるようになってきました。その中には、我々サービス提供側が勇気をいただけることも多くあります。また、その場面に共感いただき、自分も同じような境遇で救われた、という相談者さまも多くおられます。
今回は、そんな相談者さまの事例をご紹介するnoteの第4回目です。「私のことではない」ことを話し聴いてもらうことで、話を聴いてもらう以上のことを得た方のお話です。
Smart相談室からは、カウンセラー事務局のまゆこさん、代表の藤田が参加して、そのインタビュー内容を記事としてお届けさせていただきます。


仕事以外のことでも、ちょっと誰かに聞いてもらいたい

(藤田)利用されたきっかけを教えてください。
(相談者さま)人事の方からSmart相談室の利用開始アナウンスがありまして「何でも相談してイイ」っていうのがわかり、私の悩みは仕事以外のところに結構あったので利用したんです。これまでのこういった相談室系のものって、キャリアとか仕事に関わるものじゃないとちょっと相談しちゃいけないのかなって思ってて。
 これまで「誰に相談するべき」っていうのも思いつかなくてそのままにしていたんですけど、ある時「このままにしといていいのかな」って思って、もしかしたらこういうSmart相談室で軽めに相談するっていうのも一つの手なのかな?と思ったんです。あまり深刻にではなく「ちょっと話を誰かに聞いてもらいたい」っていう時に利用できるのが良いと思いました。

自分というよりは、その環境にいる子どものこと

(藤田)差し支えない範囲で、どんなご相談内容だったんですか?
(相談者さま)はい、私はパートナーとのリレーションシップについて相談しました。リレーションシップ自体というよりは、私とパートナーとのリレーションシップ、夫婦関係を子どもが見てどう思うかな?悪影響があるかな?ってことです。私自身は、夫婦関係について問題があるとは思ってないんですね。その関係性を見て、子どもへの悪影響がないのかな?と思って相談しました。私達夫婦は、「すごく頻繁に会話をする」という感じではないんです。世間的には頻繁に会話をするご夫婦を良いものとして評価されることもありますよね。そんな感じではない。それで良いのかな?と思って相談しました。夫婦関係を直したいとかじゃなく、子どもからどう見えてるかっていうところを誰かに相談したかったんです。

話を聴いてもらうことで、自分の中にあるものに気づけた

(藤田)実際にSmart相談室を利用されていかがでしたか?
(相談者さま)オンラインに接続してカウンセラーの方の顔がパッと見えた時に、そのカウンセラーの方がすごく笑顔で迎えてくださったので、緊張が吹き飛びました。接続する前は、少し緊張してうまく話せるかなとか不安があったんですけれど、一気に安心しました。担当してくださったカウンセラーの方が、私と年齢が近くてお子さんもいらっしゃるっていうこともあって、その後、話がスムーズに進んでいきました。

(藤田)どのような形でお話が進んでいったんですか?
(相談者さん)相談内容の確認からですね。今回の件で、私自身は悲しいとか寂しいとかつらいとか、そういう感情はなかったんです。逆に今のままで良いって感じです。そのような状況をどう見られてるかがわからなくて、つらいなとかではないんです。また、私みたいな考えの人やそういうパートナーとの関係自体に対する人の目とかは気にならなくて、ただ子どものために気をつけなきゃいけないことがあるのなら、気に留めておきたいという想いを話しました。例えば、子どもの前で夫婦喧嘩をしないとか夫の悪口を言わないとか、ですね。

(藤田)カウンセラーとそういうお話しされていかがでしたか?
(相談者さま)それが、そのお話するうちに「⚪︎⚪︎さんには、もう答えがあるんですね。」って言われたんですよね。「話すことで、今、整理できたんじゃないですか」とおっしゃっていただいて、自分では気づいていなかったんですけど「あぁ、そうだったんだなぁ。自信を持って、自分の考えは、決して間違ってない、誰にも迷惑かけていない」って思えるようになったんですよね。カウンセラーの方にお声がけいただいて、納得できたっていう感じです。

私が話せる、だけでないプロに聴いてもらうことの意味

(藤田)今の「納得できた」って言われた時、すごく表情が明るくなりました。
(相談者さま)あぁ、そうですよね。なんか悩んでることを誰かに話すだけでも解決になるんですね。そういった意味で、正にこのSmart相談室が、私のことを何にも知らない、パートナーのことも子どものことも知らない方に相談できるっていうのが、すごく良いところだって思いました。
 話を聴いてもらうこと自体は、夫婦関係じゃなくても仕事の上司でも、部下でもいいと思うんですよね。でも、その誰かをちょっとでも知ってる人だと、もしかしたらアドバイスが公平なアドバイスじゃなくなる可能性があると思っていて、本当にいろんな傾聴経験をされていてお話を聴いていただけるカウンセラーの方だからこそ、こうやって公平なやりとりができると思います。また、話しやすいのは当然ですが、ただ聴くだけではなく、私が言ったことを総括、整理してくださるイメージですね。「こういうことですかね?」とか「こういう意味ですかね?」みたいな感じで、やりとりさせていただきながら自分の気持ちや考えが整理されていきました。

(藤田)会社の方への相談はしにくいですか?
(相談者さま)そもそもなんですが、私の会社ってフルリモートなんですね。今回のような話って、会社の人にするとしたら、お手洗いや給湯室でたまたま仲のいい人に会ったら立ち話でするって感じの内容だと思うんです。そういう機会ってリモート環境だとなかなかないですよね。
 敢えてオンラインで、そのような場を作る企業もあると思いますが、なかなかその場で話を持ち出すのは難しいですよね。オンラインMTGの合間や終わりとか皆さんが揃う前に話すような内容ではもちろんないですし、改まって誰かに相談したいと言ってちょっと時間ちょうだいって話すにはちょっとその人にとってもヘビーかな・・・。

(藤田)人事の方とか上司の方には話せませんか?(笑)
(相談者さま)うーん、そうですね。私と同じような家族構成で子どもがどう見てるか気になっている、そしてそれが、何か家族構成的にわかる人だったらいいんですけど、そんなに都合良い上司はいないですし、やっぱりこのリモートで仕事をしてるっていうところが一番相談する機会を阻害していると思いますね。本当に自分のパーソナルな相談をしたかったので、それもありますね。

(藤田)お仕事のパフォーマンスには影響がありましたか?
(相談者さま)そうですね。話をしてすっきりして、自分は間違ってなかったという自信を得ることができたのが、仕事のパフォーマンスに影響を与えてますね。やっぱり家とか子どものことで悩みがあると仕事のパフォーマンスがどうしても落ちてしまって、仕事をする際に切り替えられるわけなもなく、悩むことはやっぱり仕事の質を落とすことに繋がっていました。なので、相談してからは前向きにお仕事できるようになったと思います。

心を健康に保つための気軽なファーストステップ

(藤田)これまでにも相談窓口のようなサービスを活用されたことはあるんですか?
(相談者さま)あります。今の会社ではなくて前職なんですけれど、結構大きな会社で組織でメンタルのケアをしていきましょうみたいな取り組みの一つで、産業医さんに相談する前にちょっと看護師さんと話ができるというサービスでした。ただ、キャリアだったり、仕事上の内容に重きを置いた相談窓口で、プライベートなことは相談しにくかったです。

(藤田)Smart相談室は、利用しやすかったですか?(笑)
(相談者さま)そうですね。でも、まだまだ相談することを高いハードルのように感じてしまう方は多いと思います。そんな中でも「何でも相談してイイよ」っていうのはすごく良いと思っていて、正しさとか関係なく友達みたいに相談できるよ、って伝えたいですね。一方で、自分のことを本当に客観的に見て、時には厳しく言ってほしいみたいな気持ちにも対応してくれると思います。
 私以外にも相談した方が良い方がいると思いますし、もしかしたら調子が悪くなりかけている方もいるかもしれないです。そんな方に対して、自分なりに何かできないかなーって思うんです。モヤモヤと心が病んでしまうのって紙一重っていうか、自分もいつなるかわからないし、でもそうなってからでは遅い、Smart相談室を利用しようよって言いたいです。Smart相談室を気軽に利用する方が、自分の健康状態を保つために良いんだと気づいてほしいです。
 Smart相談室をいろんな会社が利用して、社員の心の健康を整えていくことが社員のパフォーマンスを上げて、チームワークとか会社の業績の成長に繋がっていくんでしょうね。
日本全体のことを考えると、やっぱり心が元気じゃないと、いろんなことって成し遂げられないかなと思うので、そのための気軽なファーストステップとしてSmart相談室を利用してみてほしいです。


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