明らかにフェーズが変わったSmart相談室
Smart相談室リリース後、3年目に突入!
株式会社Smart相談室は、2021年2月に設立されました。その後、2021年10月にプロダクト「Smart相談室」がリリースされました。お陰様で、プロダクトリリース以来、順調に規模を拡大し続けているSmart相談室、当然ですが、規模が大きくなって事業フェーズが移り変わっています。今後も成長が見込まれていて、さらに事業フェーズが移り変わるはず。プロダクト「Smart相談室」がリリースされて2年が経過し、3年目に突入するこのタイミングでプロダクト面を統括してもらっている亘さんとざっくばらんに話をしてみました。今日は、その時の様子を記事にまとめますね。
実は世界メンタルヘルスデー10月10日にリリース
(亘さん)Smart相談室って2021年10月10日の夜に私がリリースしてるんですね。世界メンタルヘルスデーです。
(藤田)おーーー!そうだ!そうだ!
(亘さん)その後、問題ないことを確認して、正式には2021年10月18日にリリースしたことにしていると思います。2021年の10月にリリースしたので、2021年10月〜2022年9月が1年目、2022年10月〜2023年9月が2年目ですね。株式会社Smart相談室の設立が2021年2月、私がジョインしたのが2021年5月で、これまでの月日で会社もプロダクトも私の役割もガラッと変わりましたね。
(藤田)亘さん、2021年5月入社!懐かしい!ファウンダーだ!
(亘さん)(笑)嬉しさと寂しさと、達成感と次へのチャレンジと、さまざまな感情を経験しながら、私自身、成長させてもらっています。今回は、2年目が終わり3年目に入るタイミングということで、その2年目について、少し話しますね。
(藤田)お願いします!
2年目は明らかにフェーズが変わってきていた
(亘さん)1年目の段階でMVPが完了していて、開発チームも主要なメンバーが入社していて、現在のプロダクトの根幹はできていました。2年目に向けて、セールスしてみてわかったクライアントニーズを形にすることと、プロダクト「SmartHR」との連携がポイントになってきた感じでしたね。2年目に入って、セールス的にも、T2D3の始まりARR1億円が見えてきた感じがありましたからね。よりクライアントの声を聞きながら開発するようになってきていましたね。
あの段階でARR1億円やさらなる成長をイメージできたのは、藤田さんのビジョン浸透だったり、マネジメントの巧みさがあったと思います。その流れで、開発については、すべての権限を委譲してもらっていたので、開発組織全体の舵取り業務に工数の大半を割き始めました。
(藤田)2022年10月から2年目だから、SmartHRのSSOとか、UI/UXのPDCAとかかな?
(亘さん)そうだ!そうだ!SmartHRのSSOが8月から調査を始めて、2022年10月ローンチですね。あの開発は、メモリアルですね。SmartHRユーザーは全社SmartHRのID/PWでログインできるようになりましたからね。UI/UXのPDCAも2022年11月の段階から定期MTGを活用してルーティン化を開始してますね。
今思えば、この時期に今の開発作業の流れが確立されてきてますね。同時期にデザインの重要性も再認識して、「めっかわ」「誠実」という想いは、そのUXにフィットしたデザインへの改修が始まっていますね。
この頃から、開発とデザインの足並みが揃い始めて、「スピード重視でリリースする」エンジニアリングと「今後の改修がしやすいコンセプトが明確な」デザインが融合し始めていますね。SSOリリース時のログイン画面やそこまでの動線のデザインなんかは、良い事例だと思います。
エンジニアリングチームとしてフェーズが変わってきた
(亘さん)「まずはリリースして反応を見る」という作業から、「リリースた後、数字をみながら改善をする」という環境に変わって、取り組み方やマインドも成長したと思います。
基本的に何でも開発できるエンジニアが集まってますから、できないことはないんですね。でも工数は有限なんですよね。
以前は人数も少ないので、藤田さんと1on1をして「やりたいよね、やりましょう」という感じでしたが、今は数字を加味しながらより効率よくチームでやっていく形になってますね。その結果、週次でどんどんリリースができるようになったり、全体最適で考えることができるようになりましたね。
もうちょっと組織的な話をすると、「藤田さんと私」から「Bizチームとエンジニアチーム」になったような気がしますね。エンジニアチームへのインプットがBizチームからどんどん届くようになって、量も質も大幅に向上されて、会社全体として開発が進んでいる、という状況までになってきましたね。新しい開発はIS/FS、既存の改善はCS、と意見を交わしながら開発案件がどんどん積み上がってきました。
あと、カウンセラー事務局からの要望もありますね。ストレスチェックの集団分析、マルチテナント、コーチング、カウンセラー向け管理画面、相談者からのリクエスト機能、産業医調整機能、メールアドレスなしでのログイン、企業様向けの管理画面+レポート機能、各種権限管理とかがそれに当たりますね。現在進行形のものでいうと、請求などのオペレーション周り、データベースの再構築、新しいサービスのテスト、などがありますね。
(藤田)結構、やってるね!改めて、すごい!エンジニアリングがプロダクトの成長を牽引している感じがする。
「プロダクトの成長」を「組織の成長」が支えている
(亘さん)そうですね。牽引しているのか、必死について行っているのか、わかりませんが、間違いなく、プロダクトの成長をエンジニアリングが支えていますよね。
(藤田)確かに。一般的には、色々問題が起きそうだけど、そういうことななかったの?
(亘さん)藤田さんもご存知の通り、日々の課題や改善点なんかは、もちろんありますよ。これだけ、スピード感を持って推進していると、色々ありますよね(笑)
でも、私が藤田さんから全権限を委譲されていて、さらにリーダー陣に権限委譲してスピーディーに意思決定していたので、うまく解決しながら進めることができました。あと、大きな問題や障害が起きなかったのは、各機能が早い段階でチームとして機能していたからだと思います。
Smart相談室でわかりやすいのは、デザインチームとQAチームでしょうね。元々はデザイナー1名、QA1名から始まったのがチームになった。チーム内の個人は当然、しっかりと作業して、その内容を複数人でサポートしながら、機能ごとのリーダー陣が連携をとっている。この状態を作れたのが良かったと思います。
リーダー陣の連携は、エンジニア機能間だけのことではなく、Bizサイドとの連携も含まれていて、IS/FS/CSとの連携、時にはマーケとの連携ができているのが大きいですね。真面目な言い方をすると、組織化されて、しっかりと機能していると思います。
「機能分化」が「専門性」をあげた
(亘さん)もう一点、組織化されて機能していく中で、専門性が高まって、高度の作業に注力できるようになったことも良い点だと思います。人数が増えてくると、どうしても機能分化しないとマネージメントできなくなります。Smart相談室も機能分化しています。「チームになった」のは最たるものですよね。
その結果、各チームが専門領域でその専門性を上げるようになってきました。より高度な取り組みにチャレンジし、存在価値がより明確になっています。その流れで、より高度な連携を目指すために、SmartHR側のPMMやエンジニアとの関わりも生まれ、プロダクトとしてあるべき姿が徐々に見え始めたと思います。
(藤田)専門性ってそんなに簡単に上がるんですか?(笑)
(亘さん)簡単に上がるってことはないと思うんですが(笑)幸い、Smart相談室のメンバーって前向きで素直なので、吸収する力が優れているっていうのはあると思います。その素材に対して、メンター制度を入れて、通常のレビュー会や定期MTGとは別に、わからないことやたわいもない話ができるメンター制度を入れています。そこで、色々な細かいニュアンスや捉え方、細かい技術的な話、なんかをフォローしているんですね。その取り組みに非常にうまく機能しています。
(藤田)あーーー、わかる。AさんとBさん、CさんとDさん、みたいなことだね。*実名をあげて、普段の様子を会話
(亘さん)そうです、そうです。あれです。結果的に、成長が著しいですね。あと、専門性でいうとfigmaの活用を徹底しているので、共有されているfigmaを介して色々と見て学ぶというのは大きいような気がしています。色々なものを見る、コードの書き方を具体的に確認する、その繰り返しが成長につながっていると思います。
最後に、評価制度が大きいですね。何をやっても良い、ということではないので、意味のある作業をしているか、「個人の成長」と「組織の成長」が一致しているかを人材マネジメント制度を活用することでお互い確認しています。具体的には、やったこと、やっていることを「⚪︎」「×」つけながら、会社でやってほしいこと伝えて擦り合わせしていくことが重要ですね。これは、人材マネジメント制度の導入を決定、推進した藤田さんのマネジメントがすごいと思います。
「0→1」から「1→10」ってこういうことか!
(藤田)今、特に感じていることありますか?感慨深いこととか?
(亘さん)この1年やってみて、世間でいう、または、今ままで自分が言っていた、「0→1」から「1→10」ってこういうことか!って実感しています。開発するものが変わる、人数が増える、チームができる、機能分化する、評価する、自分の役割、自分の気持ち、全てが、これか!って感じです。
それで、今のフェーズは、「1→10」ですね。さらに、Smart相談室は、かなり広い領域で活用できるプロダクトです。導入企業様の事例なんかを聞いていると使い方は千差万別、さまざまですよね。言われてみれば、それもOK、これもできる、その使い方上手いなぁ、って思います。
将来的には、とりあえず「Smart相談室を入れておけば良いだだろう」というようになると思います。UI/UXについては、使いやすさ、カジュアルさを大切にして、直感的に使ってもらえるプロダクトになって欲しいですね。誰でも説明なく、あらゆる機能を使える、そうなってほしいですね。
組織については、機能分化しても、それぞれが新しいことにチャレンジできる、専門分化してもそれぞれがプロダクト全体を見渡せる、そんな組織になってほしいですね。
プロダクトが大きくなってきて、仕事をしなくなった(笑)
(藤田)亘さん、個人としては変化ありましたか?
(亘さん)変わりましたねーーーーー!仕事しなくなりました!(笑)
(藤田)マジで!それ、言っていいの?(笑)
(亘さん)言い方は気をつけないとですね(笑)藤田さんがよく言う「何もしていない」、「暇だよ」っていうことだんですけど。その気持ち、言っている意味がわかるようになりました。何もしてないことないし、めっちゃ忙しいですよね(笑)
組織が大きくなってきて、初めは藤田さんに言われて、「どんどん仕事をメンバーに任せる」ようにして、それが普通になってきたら、自分がコードを書くことがなくなってきたんですね。それで、コードを書くよりも、考える時間が長くなった。特に、答えのない問題について考えて、自分なりに判断していくっていうのが通常業務になってきました。
私はエンジニアとしてコードを書くのが好きなので、それとは反しているんですが、今の経験をさせてもらってとても成長したと思います。時間の使い方の質が変わっていますね。コードを見るだけではなく、人を見る、事業を見るっていうんですかね?今までの私が経験したことない感情ですね。
Smart相談室は次のフェーズへ
この章は藤田が、少し紙幅をもらいますね。伊禮さん、亘さんと話を聞いて記事にしてみて、やっぱりフェーズが変わっているんだなぁって実感しています。これまでいくつもの事業を担当して、いくつものPLを見てきまして、今回もこのフェーズの変化を経験できて幸せです。
事業開発って結構な確率でうまくいかないんですが、Smart相談室は順調に成長しています。これは一緒にやってくれているメンバーが、その時々の「今ココ」で最大限のパフォーマンスを発揮している方だと思います。企業やサービスは変化します。個人も変化します。それぞれの状況、想いが重なることが重要です。Smart相談室は、すべてのあなたに対して、「今ココ」でフィットしていることをサポートします。
会社としてのSmart相談室は今後も成長を続けていくでしょう。それぞれのバス停でバスに乗り、バスを降り、を繰り返しながら、もっともっと遠くまで行こう!連れて行くし、連れて行ってほしい!次のフェーズも楽しみすぎぃぃぃ!とりあえず、お疲れ様でした!
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