社労士資格を持つエンジニアの話【入社エントリ】
こんにちは!Smart相談室のまゆこです。
今回はSmart相談室へバックエンドエンジニアとして活躍する長濱さんに、転職の経緯や業務内容、Smart相談室のカルチャーについて赤裸々に語ってもらいました!インタビューはCS兼広報のぬっくです!
―これまでのキャリアとSmart相談室にジョインした理由
エンジニアを志すまで
きっかけは大学3年生の時。
就職活動で志望動機・自己PRなどを書くが、応募する先は総合職が多かったんです。しかし、自分が何をやりたいのかと考えたら総合職はやりたくなく、就活が嫌になりました。
次に、何に自分が興味があるかを考える為に本屋さんへ行き、フッと手に取った中に社会保険労務士の本を見つけて、なぜかよくわからないけど ”よしやるぞ” と気持ちが芽生え勉強を始めました。
今振り返ると、労働基準法の所を読んでて面白いなと感じたことと、世の中知らないと損をすることがあるので、知っておいた方が良いなと思ったんです。
そこから資格をとって自信をつけようと決め、三回目の受験でようやく合格に至りました。
そしてその後に就職をしようと思いました。ところが、基本的に社労士の採用は30代以降の人事職などの社会人経験がある方向けの求人ばかりで、お話があったのは時給850円くらいのアルバイトのみ。それでは経済的にも厳しいということもあり、たまたま見つけたのがエンジニアだったんです。
エンジニアになった時の気持ちは?
一番初めに考えたことは、社労士に興味があるからその関連のお仕事をと考えてはいましたが、こうなってしまった以上一旦それは置いておこうと思っいました。もしかしたら、いつか何かの形で役に立つ時が来るかもしれないと切り替えました。かなり不安はありました。
エンジニアといっても、学生時代は文系でしたし(笑)
小文字の打ち方もわからなくて、指1本ずつキーボードを叩くレベルでした。
エンジニアとして0の状態から、5年くらいでエンジニアのリーダー的なポジションになりました。
1社目から2社目への転職理由は?
医療関係の通信機器の開発をやっていましたが、さまざまな理由から組織が組織として維持できなくなり、転職せざるおえなくなりました。そして、会社を探す際にポイントにしたのが、3点ありました。
・医療関係の経験を活かしたい
・慣れていたRuby on Railsを使いたい
・受託ではなく事業会社
希望通りの会社に転職ができ、数年働かせていただきました。入社時はなんてホワイトなんだろうと思いましたね(笑)
Smart相談室へジョインしたきっかけは?
前職でやりたいことがやれなくなってきていて、もう辞めようかな?と思っていました。ただ、業務の都合やメンバーの都合もあり、なかなか辞めるタイミングがありませんでした。
そんな時に前職で一緒だった亘さんからお声がけいただき、自分がやりたいことや希望をお伝えしたら「それだったらできるよ!だから一緒にやらないか?」と言われたことがきっかけでした。
私がやりたかったことは、開発とネットワーク周りのことを重点的にやることでした。前職では入社数年くらいまではできてましたが、徐々に後輩のマネジメントや企画が多くなり、たまに営業に行くことも。
それは本当に自分がやりたかったことなのか?と考えると、40歳手前までは手を動かして開発をしたかったんです。それがちょっと早かった。今後年齢を重ねていけば絶対にマネジメントをしていかなくてはいけないので、もうちょっと待ってという気持ちでした。
それで、働く環境を考え直そうと思いました。
―Smart相談室にジョインしてから
現在は、どんな業務をされてますか?
今携わるメイン業務は、認証関係のAPI開発、サーバー・ネットワークの構築・運用、データ抽出などです。
(この時、長濱さんがホワイトボードに丁寧に書いてくださったのですが、企業秘密にてこれ以上のことはお伝えできませんでした。ごめんなさい。)
仕事のやりがいや楽しさは?
手を動かして開発できることや新しいことにチャレンジできるのは楽しいですね!私は開発が好きというよりは、考えるのが好きなんです。 作業中は一人の世界に入るので人間感情が入らない。また、ゴールまでのプロセスを設計することを責任もってできることはやりがいに繋がっています。
あと、頼られるのは好きですが、あてにされるのは嫌いなんです。
『頼られる』のは、「あの人はあのことを知ってるから、あの人にとりあえず相談しに行こう。」ということ。
『あてにされる』は、「わからないからとりあえず投げておけ。きっとあの人はやるでしょう。あとは知らないけど。」というイメージ。
そういうのはあまり好きではないです。リスペクトがない感じですね。
また、とくに社内のメンバーに喜んで欲しいと思ってます。理由は身近な関係のある人に対して貢献をしていくことが、自分の生き方に合っていると感じているからです。
Smart相談室の職場環境、開発環境、働きやすさは?
働きやすい環境です。
1社目がいわゆるドブラックだったので、比較するとある意味緩いと感じます。例えば、当時は帰るのは毎日終電で社長と毎朝1on1をやっていたのですが、全く必要のない内容を話すという…
やっとちゃんとした仕事ができていると感じてます。
現在は出社時間もバラバラですし、働きやすいと解釈すればそうですが、一方でとても自由なので、自分や周りに流されずにきちんとやるべきことをやる必要がありますね。
課題感はありますか?
共通言語・認識を作らなければならないなぁと思っています。
おそらく業務上ではインサイドセールスの人とかとは対角線上にいるので共通言語がないんですね。 今はまだ少人数なのでなんとかなっていますが、例えばシステムの問題が起きた時に対応することになったら、何人かが間に挟まらないと伝わらない、という事態が発生します。 現状でもかなり噛み砕いて説明しないと伝わらないと思っています。
今後、カスタマーサクセスのメンバーもシステムの仕様理解や仕様背景などが追いつかなくなるのではと懸念しています。 それをちゃんと取りまとめるということが大事になるという意味で、共通言語・認識が現状の課題になるかと思います。
どんな人と働きたいですか?
有言実行の人。やると言ったらやる。できないのであればできないと言う。とても根本的ですね。そういうところから信用が生まれるのではと思っています。
例え選考時に良いことを言っても、結局仕事でやらなければ有言実行とは言えないですよね。なのでそこがベースだと感じてます。
必ずしも技術的にレベルが高い人を求めているという訳ではなく、自分できちんと考えて一生懸命行動する人が良いですね。もちろん優秀な人が沢山いたら、それはそれで良いですけどね。
ー思い描く、これからの未来
今後のキャリア目標は?
Smart相談室で、ある程度スタンダートなアプリケーションの開発が終わったらもう少し専門的なことをやっていきたいです。ネットワーク周りやセキュリティをイメージしてます。
エンジニアの職種はある程度のレベルまではオールマイティにやる必要がありますが、その先は専門性の高さを求められると思うんですね。
なので、そこを極めていきたいです。
長濱さんのエネルギーの素になってるものは?
あるにはありますが、絶対に言いません。この前、イッシーや亘さんにも質問されましたが、断りました(笑)
自分の中で大事にしていることなので、秘密です。
―編集後記
社労士資格を持つエンジニア、長濱さん。とても珍しいご経歴の裏側ではこれまで強い信念を持ちながら積み重ねてこられたキャリアがあると再認識しました。労働関係の法律に詳しく、まさにSmart相談室のエンジニアとして欠かせないメンバーのお一人で、働くメンバーのみならず相談者様にとっても心強い方です。もちろん私にとっても。
「僕はあまり人に相談しないんですよね。」と冷静にお話しされましたが、メモは必ずノートにすることで自分の頭の中を整理し、内省をするのが習慣となっているそう。
また、実はチームメンバーのお兄さん的な存在で、 ”長濱相談室” と呼ばれるほど後輩想いで、心優しく頼れる方です。
インタビュアーのぬっくは、漢字一文字で長濱さんを現すとしたら『信』とのこと。信用、信頼、信念など自分自身でガンコを仰ってましたが、自分に対しもそうだから他の方に対しても一貫していると感じました。
ブレない安心感がインタビュー全体から感じられ、こういう方がいるからこそサービスが安定して提供でき、今後も価値提供をしてけるのだなと改めて感謝を送ります。
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