一人ひとりの学びに寄り添う、Smart相談室の新機能「ティーチング」の可能性
こんにちは!マーケティング担当の尾倉です。
法人向けオンライン対人支援プラットフォーム「Smart相談室」は、2024年9月に新たにティーチング機能をリリースしました。
ティーチングサービスは、CEOの藤田が実際にお客さまの声を聞くなかで、従来の集合研修やeラーニングでは対応できない、一人ひとりの課題に応じた教育の必要性を感じたことから開発されました。
社内でも注目度の高い新機能であり、今後の事業展開における重要な転換点になると考えられることから、藤田に開発の背景や今後目指す姿についてインタビューを行いました。
相談者の悩みから見えてきた"知識不足"の課題
(尾倉)Smart相談室のティーチングサービスは、どのようなきっかけで始まったのでしょうか?
(藤田さん)実際のカウンセリングの現場で、「ちょっと知識を知っておけば違うのに…。」というケースがよく見られたんです。
(尾倉)具体的には、どのような事例がありましたか?
(藤田さん)例えば、初めてマネジメントを任された方から「頑張るぞと思ってビシバシ指示を出して、細かく指導していました。でも、メンバーは話を聞いてくれなくなったんです」という相談がありました。
必ずしもビシバシ指示を出せばいいわけではなく、時には任せたり、一緒に取り組んだりする必要もありますよね。マネジメントスタイルはさまざまあるということを知っていれば「そうか、自分も変わらなきゃ」と気づけたかもしれません。
(尾倉)確かに、自分も仮にマネジメントを任されて何も教育を受けていない場合、これまで受けてきたマネジメントを真似してそのまま実践してしまう可能性があるなと聞いていて感じました。他にも、印象的な事例はありましたか?
(藤田さん)はい、仕事の生産性に悩む方もいました。資料作成などのPC作業に非常に時間がかかっている方がいて、話を聞くと、体系的ではない資料の作り方をされていたんです。これは目標設定や気持ちの問題の前に、まず資料作成のスキルを身につける必要があると感じました。
(尾倉)とくに資料作成につまづいている社員は多いと、私自身も感じています。そうした事例を受けて、ティーチングサービスの内容はどのように構築されていったのでしょうか?
(藤田さん)最初は、実際の相談内容に100%紐づいた講義内容からスタートしました。その後、「こういうことも必要かもしれない」という可能性も考慮しながら、コンテンツを増やしていっています。基本的なビジネススキルの習得機会を提供することが、私たちの役割だと考えています。
(尾倉)顧客起点でのサービス開発がSmart相談室らしいなと、お話を聞いていて感じました。
従来の集合研修では解決できない個別の課題
(尾倉)次に、従来の集合研修との違いについて、お聞かせいただけますか?
(藤田さん)集合研修って、わかったようでわからないんですよね。全員に合わせて話をするから、参加者は「はい、わかりました」と言って終わりになってしまう。本当に理解できているかどうかは、わからないんです。
(尾倉)確かに、私も過去に集合研修を受けた経験がありますが、その場では理解したつもりでも、実践での活用は難しかったです。
(藤田さん)そうなんです。研修の内容が自分の課題感や苦手なところと紐づいていないことが大きな問題だと思っています。「私はこれが苦手なんだ」「これができないんだ」という領域の中で学べれば、その分野について具体的に質問もできるし、それに応じて内容の濃淡をつけることもできます。でも、それって集合研修ではできないんですよね。
(尾倉)そうした集合研修の課題に対して、Smart相談室ではどのようなアプローチを取っているのでしょうか?
(藤田さん)私たちは、1to1での研修サービスを提供しています。研修を担当するティーチャーは、「ここわかってますか?」「これ知ってますか?」といった具合に、相手の理解度を確認しながら進めていきます。そのやり取りが、実は非常に重要なんです。
(尾倉)私も実際にティーチングサービスを受けましたが、レベルに合わせて話してくれる点がとても魅力的でした。専門としているマーケティングの研修では、私のレベルに合わせて少し高度な情報も教えてもらいました。
(藤田さん)そう、それが私たちの強みだと思っています。一人ひとりに合わせてカスタマイズができる、インタラクティブな学びを提供できるんです。eラーニングのような一方通行の学習とは、そこが大きく違います。
(尾倉)既存のeラーニングとの違いについて、もう少し詳しく教えてください。
(藤田さん)eラーニングは基本的に資料を見て問題を解く、あるいは動画を流しっぱなしにするといった形式が多いですよね。でも私たちのサービスは、受講者のレベルに合わせて柔軟に内容を調整できます。それに、その場で質問や確認ができる双方向のコミュニケーションが可能なんです。
コロナ禍で失われた“教えてくれる人”の存在を補完する
(尾倉)ティーチングサービスを始めた背景には、何か社会的な課題もあったのでしょうか?
(藤田さん)社会的な課題として、以前は当たり前にあった“教えてくれる人”の存在が、今は失われてきているように感じています。例えば、エクセルの使い方ひとつとっても、コロナ以前なら隣の席の先輩が教えてくれたりしましたよね。
(尾倉)確かに、コロナ以降はそういった機会が減ってしまいましたね。
(藤田さん)そうなんです。それに、必ずしも全ての人が新卒として大企業に入社し、体系的な研修を受けられるわけではありません。キャリアの始め方は人によってさまざまで、基本的な知識のレベルも人によってバラバラなんです。
(尾倉)私もアパレル業界から30代でIT業界へキャリアチェンジしたので、体系的な研修を受けたことがほぼないです。
(藤田さん)そうですよね。そういう人が増えているんです。かつては新卒で入社して、会社の研修で基礎を学ぶというのが一般的でしたが、今はそうとは限りません。そういった社会的な背景があると感じています。
(尾倉)まさに、失われつつある“教えてくれる人”の役割を果たすということですね。
(藤田さん)そうですね。私たちは、一人ひとりの課題に寄り添いながら、必要な知識やスキルを提供していきたいと考えています。それが結果的に、現代の働く人々が直面している学びの課題解決につながればと思っています。
(尾倉)では最後に、ティーチングサービスの今後の展望をお聞かせください。
(藤田さん)まずは大きくしていきたいですね。より多くの方に学びの機会を提供できるよう、いろんなことが学べるようにしていきたいと考えています。現在はまだサービス開始したばかりなので、これからユーザーの声を聞きながら、より良いサービスに育てていきたいと思います。
編集後記
コロナ禍を経て、職場での対面でのコミュニケーションや学びの機会は大きく変化しています。また、キャリアの多様化に伴い、基本的なビジネススキルの習得機会も人によって異なる状況となっています。
Smart相談室のティーチングサービスは、そうした社会背景の中で失われつつある“教えてくれる人”の存在を補完し、一人ひとりの課題に寄り添った学びの場を提供しています。
今後、より多くの人々に学びの機会を提供できるよう、さらなるコンテンツの拡充を目指していきます。
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