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新サービス!ティーチングでピープルマネジメントを学んでみた

 こんにちは!Smart相談室広報担当の宮田です。
Smart相談室は、今年新たに「ティーチング」機能をリリースしました。

これは、専門知識を持ったプロフェッショナルがマンツーマンでビジネスに役立つ知識を教えてくれるサービス。オンラインで自分の好きなときに受講でき、しかもリアルタイムなので、これまでの自分の経験や今の状況に応じた相談などもできます。

 とはいえ、まだまだサービスのイメージがつかないですよね。
そこで今回、「ティーチング」のなかの「ピープルマネジメントの基礎を学ぶ」を受講してきたので、そのレポートをお届けします!


なんで受講しようと思ったか?

 私は今社会人6年目。今年初めての転職をし、現在2社目としてSmart相談室で働いています。まだまだ気持ちは若手ですし、「マネージャーになりたい!」という熱い気持ちは特になし(むしろ自分は向いていないと思っている)。

しかしそうも言ってられない!ここでマネジメントを学んでみよう!と思ったときにちょうどいいサービスができた…!

ということで、「ピープルマネジメントの基礎を学ぶ」というセッションを受けてみることにしました。セッションは全4回。自分で講師を選んで、週に1回受講する流れです。
今回私は、管理職経験のある女性の講師を選び、人生の大先輩に教えてもらう心持ちで臨みました。

Day1:SL理論とは

 1日目。最初に全体の流れの説明を受けました。
ピープルマネジメントのセッションでは、いくつかの理論を4回に分けて受講します。マネジメントについてちゃんと学んだことがない私にとってはほとんど初耳。そんなにいろいろあるのかと思いました。

「ピープルマネジメントの基礎を学ぶ」セッション資料から抜粋

 今回は「SL理論」について。これはメンバーの状況に合わせて、ティーチングやコーチングを使い分けることが必要だよという考え方のこと。

例えば、経験や知識も少なく、やり方もわからないメンバーにはティーチングが必要(下図S1)だし、業務に精通していて優秀なメンバーにはコーチングが有効(下図S3)など、相手の状況でリーダーの関わり方も変わるということです。

「ピープルマネジメントの基礎を学ぶ」セッション資料から抜粋

 「今自分は上司にどんな関わり方をされていると感じますか?」「過去どんな関わり方をされてきましたか?」など、私の経験のなかから具体例を引き出しつつ、「例えばこんなときはどうしたらいいと思いますか?」など、実際どう行動するかを考えられるような問いも投げかけられました。

 1日目はそのような問いかけのなかで、自分の現状を考えたのが最も印象的でした。私の場合だと、今S3やS4のような関わりを受けながらバリバリ業務は進めつつ、でもまだまだ未経験のことも多く、S1の関わり方が必要な場面もあるんだろうなと気づきました。なので、わからないことや教えてほしいことは積極的に質問するようにしなければならないなと思いました。

すぐマネジメントするわけでもないし、身になるかなと若干思っていた部分もあるのですが、マネジメントされる側としても重要な気づきがあり、初日からとても良い学びとなりました。

Day2:PM理論とは

 2日目は「PM理論」について。これは、リーダーシップとは役割であり、リーダーによっても特徴があるということ。PとはPerformanceのことで、チームを目標達成させる推進力の強さを指し、MはMaintenanceで集団をまとめる力を指します。それぞれの高低でリーダーシップは4つの型に分けられ、PM型が最もチームビルディングに理想的とされています。

「ピープルマネジメントの基礎を学ぶ」セッション資料から抜粋

 しかしここで重要なのは、それぞれは能力であり、伸ばすことができるという前提であること。自分のタイプがわかっていれば、足りない部分を伸ばすことで成長できます。また、PもMもひとりでやらなければならないわけではないということ。自分はPの部分が苦手だなと思ったら、Pが得意な人と一緒にチームを作ればいいのです。

 この回も「周りのリーダーはどのタイプですか?」「自分自身はどのタイプだと思いますか?それはなぜですか?」と自身についても深堀ってもらいつつ、理解を深められる時間でした。

 個人的には、Mの部分はできそうと思いつつ、気を遣いすぎて結果的に良いチームにならないのではないか…と思っていたので、そのことを相談すると、「私も同じ気持ちでしたが、『リーダーとしての自分』を演じるという気持ちでいれば、厳しいことも言えるようになりましたよ」と、講師の方の実体験を交えつつアドバイスをいただいたのが印象的でした。これはティーチングならではの関わり方だなと思います。

Day3:サーバントリーダーシップとフォロワーシップ

 3日目は、「サーバントリーダーシップとフォロワーシップ」について。言葉だけはなんとなく聞いたことあるけど、詳しくは知らないなという題材でした。それぞれの内容とともに、リーダーシップの過去と現在から、なぜサーバントリーダーシップやフォロワーシップが重要になっているのかを教えてもらいました。

「ピープルマネジメントの基礎を学ぶ」セッション資料から抜粋
「ピープルマネジメントの基礎を学ぶ」セッション資料から抜粋

この日は講義がメイン。古典的な理論から、最近よく耳にするものまで、幅広い内容を同じ粒度で学ぶという機会はあまりないので、とてもためになりました。

 正直「マネジメントの講義で、なんでフォロワーシップを扱うんだろう?」と思っていたのですが、フォロワーシップとリーダーシップは補完関係にあるとのことで、どちらも学ぶべきなんだなと腹落ちしました。自分で学ぶ内容を決めつけず、必要な知識をちゃんと教えてもらえる場として、このティーチングはとても有効だなと思います。

Day4:チームの発達段階

 4日目は「タックマンモデル」について。これはチームの発展段階を示しており、チームは必ず以下の4段階を経て成長していくというものです。

「ピープルマネジメントの基礎を学ぶ」セッション資料から抜粋

人数分+αの成果を生み出すために、成熟したチームを作ることが必要ですが、多くが「混乱期」でとどまってしまっていることが多いといいます。それぞれの段階で何が大切なのか、どうやって混乱期を乗り越えるのか、対話しながら学ぶことができた回でした。

 「今、宮田さんが属しているチームはどの段階だと思いますか?」「チームとして発達していくために、どんなことができると思いますか?」などの講師の方の質問を通して、自分のチームのことを振り返りながら、アクションについても考えられたいい時間でした。

4回受けてみて

 今回、この講座を受けてみて一番感じたのは「マネジメントをする側でなく、される側でも受けといてよかった〜!」ということです。

上司との関わりのなかで「なんかうまくいかないな」「なんかすれちがっている?」と感じるときに、「上司はこういう理論で動いているんだろうな」「自分がこういう動きをすると上司もやりやすいだろうな」と考えられるのは、個人的にとても楽です。

マネジメントする側の関わりをより良くするのももちろんですが、マネジメントされる側にもできることはありますし、お互い補完しあっていければきっといい関係性が築けるだろうと思います。

ということで、この「ピープルマネジメントの基礎を学ぶ」というセッションは、すでにマネジメントをしている人、これからマネジメントをする人はもちろん、マネジメントされる側にもかなりおすすめです!

 また余談ですが、4回のセッションを受けた最後に、講師の方から「宮田さんは視点を近くも遠くもできるように感じます。全体を俯瞰して見ることができると思うので、きっとマネジメントスキルを磨いていけると思いますよ」と心強いお言葉をいただきました。

少し照れくさかったですが、第三者の視点で強みを見つけていただきつつ、アドバイスもいただける場としてとても嬉しかったです。これはマンツーマンで対話しながら行うからこその良さですよね。

 Smart相談室のティーチングには、「ロジカルシンキングの基礎を学ぶ」「プレゼンテーション資料の作り方について学ぶ」「ビジネスマナーについて学ぶ」などさまざまなコースがあります。随時開発しているのでどんどん増えていきます!もしティーチングにご興味があれば、ぜひ以下よりお問い合わせください!


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