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【Smart相談室|開発秘話 Vol.4】必要なものを創る 〜クライアントの真の声〜
Smart相談室 カウンセラー事務局のりよーなです!
たまたま代表の藤田さんとエンジニアチームの責任者の亘さんが話している席にお邪魔することがあり、開発秘話を記事にしよう企画の第4弾。
この企画もいよいよ終盤に近づいて参りました。
今回は「クライアントさんの声」に着目して、それぞれの機能がどのように生まれていったのかをお届けします。
前回の記事は👇👇から、どうぞ!
Smart相談室とは?
Smart相談室は、従業員のメンタルヘルスをサポートする「オンラインカウンセリングサービス」です。組織の中に、ちょっとしたモヤモヤの段階から相談できる相談窓口としてご活用いただいています。
ポイントは、「メンタル不調になる前に」相談できること。メンタル不調になる前に、休職に至る前に、どんなことにも寄り添うのがSmart相談室です。
Smart相談室の文化
各機能がどのように生まれ、改善されていったのかをお届けする前に、私がいいなと感じたSmart相談室の文化についてお伝えします。
それは、「相談者さまファースト」であるということです。
どの部署の、どのメンバーにサービスに関する話を聞いても、「相談者さまにとってどうか」という議論が出てきます。
サービスの使いやすさはどうか、相談のハードルは高くないか、相談者さまに寄り添うためにカウンセラーさんに何をお願いするか…
いつも、どんな時でも相談者さまに寄り添う姿にはいつも感動しますし、私自身もそうありたいと思わされます。
今回の記事の中で、読んでいただいている皆さまにも、この文化をお伝えできたらと思います。
SmartHRとのSSO連携
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SSOとは、シングルサインオン(Single Sign-On)の略で、一つのサービスにログインをすると、そのサービスに紐づけられている別のサービスにもログインが完了する仕組みです。
Smart相談室はSmartHRのグループ会社ということもあり、両方のサービスをご利用いただいている企業さまも多くあります。クライアント企業さまからSSO連携ができるようにならないか、という声を多数いただいていましたが、なかなか難しい状態でした。
しかし、相談者さま目線に立つと、複数回ログインしなければならない状況だと相談ハードルが上がるため、長濱さんを中心に準備を進め、見事リリースをすることができました。
ストレスチェック
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2022年1月、SmartHR社員さんからの声をきっかけに開発されました。
他の企業さまからも、「今はとりあえずあるものを使っているけれど、Smart相談室から良いものが出たら使いたい」という声をいただいていました。
職場のストレスチェックは、従業員が50人以上いる事業所に義務化され、従業員の状態を把握してメンタル不調を防止するための仕組みとして取り入れられています。
これも、ただ「やってください」と言われてやるのではなく、相談者さま自らが自分の状態を把握できるようになることも重要なため、開発に至りました。
そして、個人のストレス状態を集団分析し、企業へフィードバックする機能もまた、企業さまや相談者さまの声をいただき開発されたものです。
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集団分析は法令上は努力義務ですが、働きやすい職場をつくる、維持していく、あるいはもっと良くするためには、単にストレスチェックの実施で終えるのではなく、集団分析を実施し、その結果を職場環境改善に活用することが必要です。
医師面談
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50名未満の小規模な企業には、産業医はほとんどいません。自分で社外の医師を見つけないといけなかったり、社内に産業医がいたとしても、人事を通さなければならなかったりと、心理的な相談ハードルが非常に高い状況にあります。
ストレスチェックの結果を含め、ご自身の中で何か不安に思うことがあれば気軽に相談できる窓口として、医師面談をストレスチェックと同時並行でリリースしました。
相談者さんの相談ハードルについては、前回のデザインの部分でも触れました。「メンタル不調になる前に、なんでも話していい」Smart相談室だからこそ、最初の一歩のハードルを下げ、とことん相談者さまに寄り添う姿勢が垣間見えました。
コーチング
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リリース当初は7-8個しかなかった相談カテゴリ。相談が増えていくうちに、もっといろんなカテゴリを追加したほうがいいという話が出ました。
相談者さまが申し込んでいただくときには、何を相談したら良いかわからないことも多くあります。そのため、より多くの適切なカテゴリがあることで、より状況に合った相談ができるようになりました。
そして、相談申し込み履歴を分析した結果、コーチングを求めている相談者さまが多いことも分かったそうです。
目標達成や自己成長に関する相談が増えるにつれ、コーチング手法によるアプローチが必要になるケースが発生しており、相談者様による能動的な選択をスムーズにしてもらう為、コーチングサービスの提供を開始しました。
アンケート機能
カウンセリング後のアンケートは、はじめは手動でお送りしていたそうです。利用者からの意見をいただいて初めて改善ができるため、時間も工数もかかってしまう手動の状態は良い状態ではありませんでした。
アンケート送付を自動化することで、意見をたくさんいただける環境になりました。
どんなに小さい機能だとしても
この他にもいくつかご紹介したいことがありますが、キリがないので一旦ここまでにします!このお話を聞きながら、つい亘さんに「これってどのくらい動いていたんですか…??」と聞いてしまいました。
「2年間フル稼働です」
「30〜50ファイルのコードを変更することも多々あります」
30~50ファイル…???となりましたが、エンジニアさんがこれを見てくださっていたらその量がわかるのでしょうか…。2年間、全メンバーフル稼働で日々開発をし続けてくださっているのを想像すると、感謝でいっぱいになりました。
そして印象的だったのは、「どんなに小さい機能だとしても、意見を基に取り入れる」と仰っていたことです。
小さな機能も、それは相談者さまの「ほしい」であり、生の声です。フィードバック大切にしているSmart相談室では、その生の声がかけがえのない資産で、それが相談者さまに寄り添うことなんだなと実感しました。
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次回予告
今日は各機能の誕生について、そして相談者さまの声を聞き続けるSmart相談室の文化についてお伝えしました。いかがでしたか?
次回はいよいよ最終回。
キーワードは「アジャイル」。エンジニアさんがどのように業務に取り組んでいるのかをご紹介します。
お楽しみに!
【付録】これまでの流れ
Vol.1
【Smart相談室|開発秘話】開発文化が生まれた瞬間〜Gフォームからプロトタイプへ〜