心と身体が悲鳴をあげる前に、ぜひ相談にきてください|坂井 裕子さん
坂井 裕子(さかい ゆうこ)
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー
はじめまして!Smart相談室カウンセラーの坂井裕子と申します。好きな食べ物は納豆ご飯とつぶあんです。よろしくお願いします。
私は、鍼灸院でカウンセラーとして患者さまのお悩みをお聴かせいただいたり、国家資格キャリアコンサルタントとして従業員のみなさまのお話を聴かせていただいたり、というお仕事をしています。また、小中学校や高校でキャリア支援の活動もしています。
症状がひどくなる前に。鍼灸をもっと身近に
鍼灸院には、肩こりや腰痛をはじめとするさまざまな不調を抱えた患者さまがご来院されます。ほとんどの方が、そりゃぁもう本当に、かなりつらい状態になってしまってからご来院されます。「もっと早く来てくださったら、こんなにまでおつらい思いをされずに済んだのに…」と思ってしまいます。
「鍼灸ってお年寄りが受けるものだから、自分には関係がないと思ってた」「鍼灸はなんとなく敷居が高くて」
そんな声をよく聞きます。
「まだまだ我慢できるから、鍼灸院に行くほどではないから…」と限界まで我慢され、心身ともにボロボロになってからご来院される方がとても多いと感じます。
実際にご来院されてみると、「もっと早く来ればよかった!」と、おっしゃる方がほとんどです。患者さまには、
「症状がひどくなる前の『あれ?ちょっとおかしいかな。ちょっと調子悪いかな。』くらいのうちに施術をお受けくださいね。そうすれば、つらくならずに、良い状態をキープしていけますよ」
とお話ししています。鍼灸をもっと身近に、もっと多くの方に受けていただきたい、その良さをもっと知っていただきたい。そんな想いで鍼灸院の運営をしています。
女性鍼灸師のありたい姿を叶えたい想いでキャリアコンサルタントに
8年ほど前でしょうか。私の鍼灸院では、女性の患者さまから「女性の先生に施術してほしい」という要望を多くいただいていました。当時、鍼灸師免許を持っている女性は少なくないのに、実際に鍼灸師として働いている女性は決して多くはありませんでした。
出産や子育てで臨床を一度離れてしまうと、復帰が難しい。そんな問題が鍼灸業界にあると感じていました。鍼灸師として働きたいのに働けない。自分のありたい姿があるのに、叶わない。とても残念なことだと思いました。
子育て世代の鍼灸師がたとえ一日数時間でも鍼灸師として仕事ができれば、施術を受けられる患者さんをもっと増やせるのに。施術を受けた患者さんが元気になったら、仕事も頑張れる。施術する側も受ける側も、いきいきと働ける。そうしたら社会はもっと良くなる!よし!私がキャリアコンサルタントになって、そんな仕組みを作ろう!これがキャリアコンサルタントを目指したきっかけです。
資格取得後は、さらに学びを深めるために、産業カウンセラーの資格も取得しました。日々、患者さまや従業員のみなさまのお話を聴かせていただきながら「モヤモヤした気持ちを誰かに話すと、人は元気になる」ということを、実感しています。傾聴を通して、人は必ず変化、成長するという経験は、カウンセラーとして私の大きな支えになっています。
Smart相談室との出会い
資格を取得して思ったことは、「カウンセリングってどうして普及しないんだろう。どうして身近じゃないんだろう。もっと多くの人が気軽にカウンセリングを受けられたら、メンタル不調になる人も減るのに…」でした。
そして、
「カウンセリングってなんか怖いし、どん底まで心身を病んだ人が受けるものでしょ。話を聞いてもらうだけなのに料金も高いし、なんとなく敷居が高いなぁ…」
そんな風に思っている人が多そうだということがわかってきました。
「あれ?この感じ、何かと一緒だ!」鍼灸に感じていた敷居の高さは、カウンセリングにも共通する課題だと気づきました。
また、友人からも「社内に相談室はあるけど、話が筒抜けになりそうで怖い」という話を聞きました。会社がせっかく相談室を作っても、相談しにくいなんて、とっても残念。何とかならないかな…
そんなころ、一足先にSmart相談室に登録していたカウンセラーの友人が、私にもSmart相談室を紹介してくれました。ホームページを拝見すると、そこにはCEOの藤田さんの笑顔と熱い想いが綴られていました。記事や動画を次々と見てしまっている自分。どんどん引き込まれていきました。「日本に必要なのはこのサービスだ!!」と感動したのを覚えています。
「何でも相談していいよ。些細なことでもいいよ」という考え方に、鍼灸院で私が患者さまにお伝えしている「ひどくなってからではなく、ひどくなる前に施術を受けてくださいね」という想いが共鳴しました。
カウンセラーである私もひとりじゃない
実際に登録させていただくと、カウンセラー研修の充実度にまず驚きました。毎月行われるスキルアップ研修会やグループスーパービジョン、いつでも自分の時間に学べる研修動画のアーカイブ、そして個別スーパービジョンが受け放題!お金を払ってでも入会したいと思えるような充実の研鑽環境です。
初めて参加させていただいた研修会では、そこにいる全員が、相談者さまのことを真剣に考え、それぞれの立場から、自分にできる支援を懸命に模索されるその姿勢に心打たれました。カウンセラーのみなさんのレベルの高さに「すごい!ここに身を置いていたら、私はカウンセラーとして成長できそう!!」と強く思ったのを覚えています。
研修会のたびに、実はちょっと気後れして、いまだにドキドキしながら参加しているのですが、そんな私のことも温かく受け止めてくださるスーパーバイザーの鵜飼さんやカウンセラーのみなさん、事務局のみなさんがいてくださり、本当にありがたいです。いつも刺激と勇気をもらっています。
また、相談者さまやカウンセラーが利用しやすいようにと、エンジニアのみなさんがとてもとても頑張ってくださっていることも伝わってきます。カウンセラーの声も吸い上げてくださり、どんどん改善されていきます。ITにうとい私がついていけなくなりそうでも、懇切丁寧に対応してくださり、Smart相談室は、出会う人みーんなが温かくて優しい人ばっかりです。
「相談者さまはひとりじゃない。私たちカウンセラーがいる。それと同じように、カウンセラーである私もひとりじゃない。Smart相談室のみんながいる」
カウンセラーひとりではできない支援も、みなさんがいてくださるからこそできると実感します。この場を借りてお伝えしたいです。心から感謝しています。みなさん、ありがとう!!!
心が悲鳴をあげる前に
東洋医学に「未病治(みびょうち)」という言葉があります。「未病のうちに治す」という意味です。「未病」とは「病気にはなっていないけど、調子が悪くなりつつある状態」を言います。つまり未病治は、「ひどくなる前に治すのが効果的ですよ」という考え方です。この考え方は、身体だけでなく、心にも同じことが言えるのではないでしょうか。
鍼灸院では「まだ大丈夫、まだ大丈夫と頑張っているうちに、身体が悲鳴をあげるまでのひどい状態になってしまった。もっと早く来ればよかった」と多くの方がおっしゃいます。つらい状態が長ければ長いほど、治療にも回数や期間が必要になります。
相談者さまにも、「まだ大丈夫、まだ大丈夫と頑張っているうちに、心が悲鳴をあげてしまいます。そうなる前に、些細なことでも相談してください。愚痴でもいいですよ」と伝えたいです。
お忙しい方が多いので、相談をする時間を作るのは大変だと思います。でもでも!だからこそ!モヤモヤした気持ちは早め早めに吐き出して、スッキリした気持ちで過ごしていただきたいです。そうすれば、お仕事や日々の活動にも、きっとパフォーマンス高く、笑顔で取り組めるはずです!
Smart相談室とともに成長し続ける
私自身、今はまだこどもが小さいのでご相談をお受けできる枠を多く取れずにいますが、自分のワークライフバランスも大切にしながら、こどもの成長とともにご相談をお受けする時間も増やしていこうと思っています。
本業があり、子育てをしながらでも、カウンセラー活動ができる仕組みを作ってくださり、ありがとうございます!これからも、このSmart相談室という素晴らしい環境のなかで研鑽を続けながら、相談者さまのお力になれるカウンセラーになれるよう成長していきたいと思います。
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