【カウンセラーの想い】「自分らしく生きる」って大変。でも、諦めてほしくない|武田 麻紀子さん
武田 麻紀子(たけだ まきこ)
プロコーチ
自己紹介
こんにちは、武田麻紀子です。Smart相談室で業務委託のプロコーチとして、クライアントさまにコーチングやカウンセリングをご提供しています。現在はフリーランスとして、子育てと両立しながらパーソナル・コーチングやドラマセラピーのワークショップの開催、海外講師によるコーチング・トレーニングにおける英語通訳、米国のICF(国際コーチング連盟)本部とのやりとりなど、何足もの草鞋を履くポートフォリオ・ワーカーです。
劇団員から会社員へ
小学生時代に父の転勤で暮らしたイギリスの現地校での演劇の授業や漫画「ガラスの仮面」の影響で、中学時代から舞台俳優に強く憧れ、大学卒業後はウェイトレスやコールセンター、国内旅行添乗員などさまざまなアルバイトをしながら、ロシア人演出家に師事。劇団員をしていました。29歳の時に3.11があり、これからの人生や劇団での立ち位置などに向き合う中で、たまたま大手外資系証券会社で働く機会をいただき、演劇を離れ、フルタイム会社員になることを決意しました。それから10年間、転職しながらも、苦手意識のある金融経済や営業のことを必死で学びながら、ビジネスの中でも特にプレゼンテーションやコミュニケーションにおいて、演劇の中で培ったスキルが役に立っていることを肌で実感し、自分の中で納得のいく成果や評価を得ることができました。
カッコ悪くても、自己一致した人生を歩みたい
演劇一筋だった自分でも、社会に適合できるのだという自信はつきましたが、一方で、自分にとっての情熱だった演劇を失い、心にはぽっかりと穴が空いたようでした。そんな時にコーチングに出会い、デモコーチングを見た時に、コーチとクライアントが未来の世界にイメージを拡げ、未来を疑似体験することでクライアントの中に確信と感動が湧く姿が、まさに演劇的で、「自分もやりたい!」と直感しました。
半年間のプロコーチ養成コースでは、100人にコーチングするという宿題があり、(コロナ前の2015年頃)ご紹介で沢山の方と対面し、コーチングをさせていただく中で、クライアントの方の心の大事なものに触れる瞬間が多くあり、コーチとして感動を一緒に味わわせていただきました。
それでもプロコーチとして独立する勇気が当時はなく、本業の激務に追われるうちに、コーチングからも遠ざかっていました。そして、2020年に出産。育休中に「母親としてどんな姿を我が子に見せたいか?」を自分自身に問うた時に出てきた答えは、金融の世界でバリバリ働く自分ではありませんでした。スマートに行かなくても、諦めずに自己一致した人生を懸命に歩む人になってほしい。だから、私自身もそう在りたいと、会社を辞める決心をし、CTIジャパンにてコーチングを基礎から学び直し、ICF(国際コーチング連盟)の基準にマッチしたプロコーチ資格を取得しました。
コーチング資格の勉強中に、Smart相談室に出会う
Wantedlyにてコーチングに関連したお仕事を探していたところ、Smart相談室を知り、CEOの藤田さんとカジュアル面談をしていただきました。とても気さくなお人柄でお話しやすく、まだプロ資格の勉強中だったため、「有資格者しか採用していないため、資格が取れたらまた連絡しておいで」と優しいお言葉をかけていただき、一年後に「資格が取れました!」とご連絡し、通常の採用プロセスを経て、ジョインさせていただけることになりました。
Smart相談室は、会社だけではなく、個人の成長もとても考えてくれる存在
スキルアップ研修や個人スーパーバイズ、グループ・スーパーバイズなど、カウンセラー/コーチも自己研鑽できる制度が豊富で、会社の成長だけではなく、携わっている個人の成長もとても考えてくださっている会社だなと思います。藤田さんや三浦さんはじめ、皆さん本当に温かい方ばかりで、お仕事に誇りを持っていらっしゃるのも伝わってきます。困った時には抱え込まず、鵜飼さんや事務局に相談できる!という安心感があることで、私自身も安心してご相談をお受けすることができます。
素敵な皆さんとご一緒できて、とても光栄なことだと思っています。
自分が話した言葉を、自分の耳で聞くことで、本当の気持ちや考えに気づける
自分が会社員だった時にSmart相談室があったらどんなに良かっただろう!と感じることが多々あります。上司や同僚、家族や友人に話せる場合もありますが、第三者だからこそ、気兼ねなく自分の本心を言葉にできることも多いものです。オートクライン効果と言って、自分自身が話した言葉を自分の耳で聞くことで、自分の気持ちや考えに気づき、はっとするということがよく起きます。頭の中でぐるぐると思考している間に停滞していたことが、30分のご相談の中で方向性が見えてくるのは、そのためです。
また、コーチングでは行動を大切にしています。「よく考えてから行動しよう!」と子どもの頃に言われたものですが、そのせいで考えすぎて行動できないという方も多いのではないでしょうか。最初のコーチング・スクールで、「3割の出来、5倍のスピード」という考え方を教わりました。それは、アイディアや成果物が3割位しかできていなくても、行動してみる、アウトプットしてみる。そこでフィードバックを得て、軌道修正するというものです。気持ちが3割しか固まっていなくても、リスクの小さいことから、まず小石でもその方向に投げてみる。そんな風に相談者さまのチャレンジのハードルを下げることもコーチの仕事の一つです。
英語のことわざにA stitch in time saves nine.(今日の一針、明日の九針)というものがあります。綻びは大きくなる前に、小さい内に対処しよう!という意味ですが、是非、「これくらい大したことない」と我慢したり、ご自身で抱え込まずに、ちょっとしたことでもお気軽にSmart相談室をご活用ください。
Smart相談室には、さまざまな経歴や資格を持つ「聞くプロ」がいます。バックグラウンドや雰囲気など、あなたに合ったカウンセラー/コーチをぜひ探してみてくださいね。
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