2024年を振り返って:現実を超えることで「なりたい姿」になれた年
こんにちは、CEOの藤田です。2024年を振り返ってみると、今年もいろいろな事があったなぁと思います。ただ、2023年に比べると、事に向かう心持ちは明らかに異なっていました。
2023年は、想いだけで立ち上げたサービスが徐々にクライアントさまに受け入れられて、ご利用いただいた相談者さまからの嬉しい声が届き、「夢」が「現実」になっていった年でした。
それに比べ2024年は、「現実」が壁になり、壁を越えるための「会社としてのあり方」を試された年でした。サービスが大きくなっていくうえで、当然成し遂げなければならないことが明確になり、そのためにさまざまな意思決定をしました。とにかくやって、やって、やることで成果を上げてきたこれまでとは違い、やらないことも決めるようになりました。
これまでとは、異なった心持ちで成果に向かった1年でしたが、逃げずに現実に立ち向かい、乗り越えることで「なりたい姿」になっていることにも気づきました。
1月:毎月入社がスタート!
2024年1月から、ほぼ毎月、新入社員が入社してくれました。藤田1名からスタートしたSmart相談室は、49名になりました。
単純に社員数が増えた、というのは当然ですが、毎月新入社員をお迎えするために、それなりのオンボーディングが必要になります。HRオフィス(人事部門)と各Div.(事業部門)が連携しながら、新入社員の方がスムーズに活躍できるような仕組みを作れました。この仕組みがしっかりと機能していることで、入社後の定着が担保されました。
2月:組織機能の調整
セールス部門の組織機能を調整しました。具体的には、The Modelの機能別役割の変更と人員配置を調整しました。その結果、安定的な集客数の担保から商談設定までの流れを作ることができました。
また、Smart相談室の世界観を広め、社会に貢献することを目的に「アスリート応援プロジェクト」が動き出しました。いまでは、20名を超えるアスリート、元アスリートの方を支援させてもらっています。
3月:変わらないモノ
ユーザーさまが増えるにあたり、さまざまな改定が行われ始めました。そのなかでも「変わらないモノ」として、Smart相談室が大切にしていくことの確認をしました。猛スピードで成長、PDCAが回る環境において、指針となる4つの考え方を言語化しました。
4月:次フェーズの組織に必要なもの
3か月に1回、経営合宿を行っています。私と全マネージャー、合計4-5名程度で行っています。4月の経営合宿で、密に議論が進められる感覚を得られたものの、中期的な施策の実効性、実現可能性については、フワフワした議論が多かったとも感じました。私と全マネージャーが「経営チーム」として議論をする一方で、実行まで担保するのであれば、何らかの施策が必要なのかもと感じました。この時の想いが後の「ミドルマネージャー育成」の布石になりました。
5月:チャーンレートの威力
なぜか、春に更新していただける企業さまが多いSmart相談室です。月次のKPIを確認すると、チャーンレートのちょっとした推移がMRRに大きな影響を与えるまでに成長してきました。数字としてのチャーンレートを深堀りすると、そこにはさまざまな活動の結果が現れていることがわかります。
そもそも価値を提供できているのか
仮に価値を提供できていないとした場合は、お客さまへのサポートが十分にできているのか
価値が提供できているとして、お客さまはサクセスしているのか
そんなことをグルグル考えました。
あと、やっぱり自分は、時間を使ってお客さまと話をして、一次情報をもとに想いを巡らすのが好きなんだとも思いました。
6月:『社員がメンタル不調になる前に』発売!
6月21日に初の著書『社員がメンタル不調になる前に』を上梓しました。今思えば、この書籍のおかげでさまざまな出会いに恵まれ、サービスや会社が一歩前に進んだように思います。正直、執筆中は自分の稚拙な文章に嫌気が差したこともありましたが、周りの方々の励ましで、コツコツと筆を進めることができました。編集を担当してくださった日本能率協会マネジメントセンターの黒川さん、出版プロデューサーの稲垣さん、広報チームのみなさん、本当に感謝しております。
内緒でしたが、この6月のタイミングから、組織拡大を確実に行うために、ミドルマネージャーの兼務を解消するプロジェクトと、中堅社員が活躍できる人事制度の改定に着手しました。
7月:コーチングサービスへの取り組み
Smart相談室は、個人の成長と組織の成長を一致させることをミッションにしています。
サービスを提供するなかで、組織の成長は線形に右肩上がりで、個人の成長は曲線であることを感覚的に理解しました。
特に印象的なのは、個人にやる気があり、成長意欲が高い場合、個人の成長が組織の成長を上回ることがあります。この際も、個人と組織は「アンマッチ」になっています。このような状態の場合、対人支援のアプローチとして、「カウンセリング」よりも「コーチング」の方が適しているケースが多いです。
しかしながら、多くの企業経営者さま、担当者さまにおいては、コーチングに関する情報が不足していて、十分に価値を感じていただけないことがしばしば発生していました。ならばまずは、コーチングを知ってもらうために、ICF認定スクールのみなさまにインタビューさせていただき「コーチングとはなにか?」を聞いてみました。
多くのスクールのみなさまにご協力いただき、完成した記事は以下のマガジンにまとめておりますので、ぜひ読んでみてください。
同じタイミングで、コーチングサービスのPDCAを回し、新しい形のコーチングサービス「選抜型コーチング」リリースに向けて動き始めました。
8月:大きな飛躍を期待する取り組み
8月は大きな飛躍が期待される取り組みがスタートしました。
パートナーセールスの本格化
エンタープライズ企業さま向けセールスの強化
ミドルマネージャーの採用
カウンセラーの質担保ための諮問機関設置
8月の取り組みが、芽を出し始め、これから大きな飛躍へとつながりそうです。
あと・・・、個人的には、非公式CMの企画と撮影が8月に行われたことが記憶に残っています。YouTubeで見ることができるので、ぜひご覧ください。
9月:将来のSmart相談室
9月に入り、2025年の活動を意識するようになりました。2021年2月に創立された株式会社Smart相談室は、2025年に5年目を迎えます。いわゆる立ち上げ期を抜け、企業として、社会的な存在として、評価されるべき時期に差し掛かります。「できたばかりだから」とか「昔の名残が残っている(悪い意味で)」とかは言い訳にしかならないのだと考えを改めました。
改めて、先の複数年を想像し、2025年は「強固なエコノミクスの確立」、「コンプライアンス意識の向上」が必須だと感じました。
10月:スマソウポスト
10月はスマソウポスト❗️
10月10日(木)の世界メンタルヘルスデーに合わせて、渋谷マークシティ イーストモール1階 マークイベントスクエアに、誰でも気軽に悩みを投函できる「スマソウポスト」を設置しました。
専用のはがきに悩みを記入してもらって、オリジナルデザインのポストに投函することで、気軽に”モヤモヤ”を外に吐き出せる場を提供しました。誰かに直接相談するのではなく、まずは悩みを吐き出す心理的ハードルを下げるために、このようなシンプルな参加方法を採用。当日は計262名の参加者さんが専用のはがきに悩みを書き、「スマソウポスト」に投函してくれました。
11月:全国に広がっている実感
11月は、出張が重なった月でした。出張内容は、新規のお客さまへの営業活動、地方リアルセミナーへの登壇、カウンセラー面談、既存のお客さまへの提案活動、と全社的な取り組みが全国のみなさんのもとに届いていることを実感しました。
12月:カウンセリングサービスを次のステージへ
Smart相談室を導入されているほとんどの企業さまにご活用いただいているカウンセリングサービスの幅を広げるために、復職支援の領域で相談者さまをサポートする新しいセッションを提供し始めました。
Smart相談室をご活用いただく方のなかに「休職前、中、直後」の方が一定数おられます。その方々は、これまで都度カウンセリングのお申し込みをいただき、ご本人のご希望により、数か月にわたり、同じカウンセラーと対話を行われています。
企業の人事・労務担当者のみなさまからは、スムーズな復職を支援する関わり方を提供するようにご希望をいただいておりました。今回は、まず「ニコニコ復職サポートセッション」として、これまでの活用事例をコース化し、より多くの方にご利用いただくことからスタートすることにしました。まだまだこれから改良される領域なので、今後の展開を期待していてほしいです。
最後に
いろいろなことがあったけど、結局、一緒にバスに乗っているメンバーを信じて、できることをコツコツとやることでしか、次の展開は望めないんだろうなぁ。今のペースでいくと、2025年は、さらに楽しい年になりそうだし。みんなと一緒に、もっともっと遠くまで行きたいなぁ。来年もよろしくお願いします!
資料として、過去の「振り返って」
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